討伐報酬受け取りかな
換金所に着くとカイルさんは
指輪をカウンターにある水晶玉にかざした
様子を見てみると一秒位で水晶玉が点滅した
クリエに小声で聞いてみると
カイルさんはカードを指輪に入れているらしく
水晶玉にかざしたのは本人かの確認らしい
「夏希君はキメラの素材を換金するんだよね?
持ってないところを見るとカードの箱に入れてるんだね
そこに素材鑑定台があるからそこに出してくれ」
カイルさんはなぜかカウンターの中に入り指示を出した
「まさかカイルさんが店番なんですか?」
「そうだよ、店番は星を持ってるなら
カードを認識させれば誰でも出来るよ
鑑定は自動で出来るからね
不正をしたらカードに印が出るから安心してよ」
「ここでも節約なんですね・・・」
そう言うとカイルさんとアリアは笑っていた
そういえばと思いクリエに箱と倉庫の違いを聞いてみると
七柱の鍵に付いている倉庫には限界はなく
カードに付いている箱には限界が在るらしく
およそ軽トラの荷台位の容量があるらしい
クリエからキメラの皮は持っておいた方が良いと
聞いていたので残し
シャドーキャットの素材と
キメラの素材の一部を鑑定台に乗せると
鑑定台に付いていた小さめの水晶玉が点滅し始めた
「この量なら後五分位で終わるよ
キメラの証明部位以外にもまだもってるかい?
持ってるならこっちに出してくれ」
そう言うと紙の束を持ちカウンターを指差した
俺は言われた通り
シャドーキャットとピュアスライムの証明部位も出した
「指定依頼は出てないから安いけど
シャドーキャットが銅貨10ピュアスライムが銅貨7にはなるよ
キメラに関してはみんなと話して、
特別措置で銀貨10出すことになったよ」
「そんなに良いんですか?」
クリエに銅貨一枚がおよそ100円と聞いていたので
十万円位になるはずだ。
「夏希君が居なければここは
全滅してたかもしれないからね
討伐依頼のないキメラは通常銀貨1枚なんだけど
この枚数は妥当だと思うよ
それと素材鑑定も終わったみたいだね」
「分かりました、ありがとうございます」
クリエに小声でカードを水晶玉にかざすと
報酬が受け取れることを教えられ
スマホを近づけると鑑定台の水晶玉から
お金の入った袋が出てきた
中には銅貨が53枚入っていた
カイルさんから受け取った袋と
水晶玉から出てきた袋を倉庫へ放り込みアリアと
この後のことを話していると扉からシエルが入ってきた
「アリアおはよう、男と二人で買い物とか危ないから
私も買い物にはついて行くからね」
「シエルおはよう、夏希さんと買い物と言っても
クリエも居るから二人じゃないんだけど?」
「クリエってそこにいる子のこと?」
「シエル様、おはようございます。
私は夏希様のガーディアンのクリエと言います
よろしくお願いします。」
「ガーディアンは主人からの命令に従ってるんだから
よけいに危ないんじゃない!
二人掛かりで襲われたらどうするの!?」
そこまで言ったところで
カイルさんが背後に近づき拳骨を落とした
「恩人達に何を言っている。
あんまりしつこいと、鎖で縛って父さんからの
説教になるがいいのか?」
シエルは頭を押さえてうずくまりながら
分かったと言っている
俺達が出ていこうとするとカイルさんが近づいてきて
シエルに聞こえないように小声で
「アリア、こいつが失礼な事をしないか見ていてくれ
もし、何かしでかしたら後で説教だからな。」
俺がその言いように不思議がっていると
「事情は神父様から聞いてるよ
シエルは知らないけどね」
神父さん、あまり話さないで欲しい・・・




