現地人との邂逅かな
キメラはクリエへ向かい駆けだした
クリエは慌てずに構えすれ違いざまに
ナイフで斬りつけキメラは体勢を崩したようだ
こちらの力が理解できたのか
キメラは振り返ると少しは怯みつつも
クリエを睨んでいる
俺は棍を握り怯んでいるキメラへ追撃をした
左右から首を打ちつけ喉元へ突きを放つと
キメラは喉元のダメージを嫌い
俺の方へ飛びかかってきた
俺は棍を盾に身を守ると
クロへ指示を出した
「クロ、こいつの目を狙え!」
クロはみ~と鳴き影を硬質化し
針状にして飛ばし目を攻撃した
キメラはクロを警戒してなかったせいもあり
片目を潰されたようだ
怒ったキメラはクロへ噛みつこうとしているが
遠近感が無い状態では
俺の頭にくっついているクロへ当たるわけがない
「これで終わりです」
キメラはこちらに気を取られていたのか
クリエが頭上に跳んでいる事に気づけなかったようだ
クリエは首筋にナイフを突き刺した
キメラはその一撃で遂に力尽きた
「夏希様怪我はありませんか?」
「大丈夫だよ。そっちこそ大丈夫?」
「問題ありません、私はこのキメラを解体しておきますので
夏希様は教会へ報告しておいてください」
「わかった。」
そう言うとクリエはキメラの解体作業に入った
「大丈夫ですか?キメラは俺達で倒しましたから
出てきても大丈夫ですよ」
扉を叩きそう告げると扉から
「どなたですか?」
と、若い女の子の声が聞こえてきた
「安心してくれ、俺は夏希という旅人だよ
偶々通りがかったら鐘の音が聞こえたから
助けにきたんだよ」
そう言うと扉が開き高校生位の少女が現れた
「夏希様ありがとうございました
いきなり襲われ為す術がなかった私達にとっては
あなたは神様のようなものです!」
神様ね・・・
一応神だし間違ってはないな
「夏希様は止めてくれ、せめてさん付けで、
それと、被害は出たのか?」
そう訪ねると少し悲しそうな顔をして
7人が怪我をし、2人が亡くなったことを教えてくれた
そこまで話した所にクリエが戻って来た
「夏希様、キメラの解体作業が終わりました」
「夏希さんこの子は?」
「この子はクリエ、俺の使役獣だよ」
俺は迂闊なことにクリエを使い魔と呼ばずに
使役獣と言ってしまった
「使役獣!?それによく感じればその神気を放つ武器
あなたは神様なのですか!?」
「神様じゃないよ、それに武器もそんな大した物創ってないし」
「夏希様武器を実体化させられるのは
創造の力を持つ神だけです
人間には創造の属性持ちは居ません・・・」
・・・しまった、墓穴を掘った




