目的地決まりかな
俺はクリエの名付けを終えると
枠や使役獣の事について詳しく聞こうと思い
神様を見ると少し神様の身体が透けていた
(ここは時間の流れ無いが
神々が下界に実体化するのは
あまり、良いことではないのでな
クリエに知識を写しておるから
ここから出た後の事ははクリエに聞くが良い)
神様はそう言って帰って行った
「クリエ、使役獣の枠が二つ空いてるんだけど
七柱と同期させれば枠は増えると思って良いのかな?」
「はい、枠は七柱につき一枠増えます
ただし、元始の一つ創造の七柱だけは三枠増えます」
「元始?」
「はい、元始とは創造の七柱と
それと対をなす破壊の棺の二つの事を指します
破壊の棺の中には七柱が崩壊した時に地上に墜ちてくる
上界の物を破壊する役目を持つ聖霊が眠っています
破壊の棺は、ここ創造の七柱の下に封印されていますので
見ることは普通はありません」
七柱との同期で九枠か、棺と同期させれば増えるのだろうか?
「想像しているとおり、枠は増えますが
全七柱の活性化後ではないと
世界のバランスが崩れますので最後になります
まだ同期はしてはいけません」
活性化にも決まり事はあるのか・・・
「なら、他の七柱に順番はあるのか?」
「基本的にはありませんが、
対となる七柱同士を活性化させた方が
バランスは取りやすいですね」
なるほどね
火なら水、天なら地、光なら闇と言うことか
「なら、ここから出た後どこに行くのが良いと思う?」
「直線距離では変わりませんが
障害となる山などが無い水の七柱が楽かと思います」
水の七柱か、冷気を司ると言っていたし
厳しい環境何だろうか?
「どんな所に七柱の間の入口が在るんだ?
やっぱり冷気だけあって雪原とかか?」
「いえ、水の七柱の間の入口は
ここから西にある国、アクアリアにある湖に沈んでいます
入るには水の中に潜れる力を持つ
水獣型の使役獣を用意しないと行けませんね
夏希様は生神ですので水中でも
窒息する事はありません」
そうなのか・・・
「よし、やることは決まったし
七柱目指して出発しようか!」