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プロローグ2 卒業試験は突然に。




「そうだ! いきなりですが、卒業試験をやりましょう!!」




 えっと……。 えらい、えぇ笑顔で爽やかに何をのたまうのでしょう? 我が師は?


 生暖かい目で眺めでいると。


「おや~ぁ? 何か不満そうですねー? そろそろ良い頃合いだと思っていたのですが、まだまだ半人前ひよこがお好みですか?」


 俺より凄まじい生暖かな目線返し。


 (いい歳して拗ねないで下さい。)



「いやいやいやいや、師匠。不満はありませんが、いきなり過ぎませんか?」


 怯みながらも何とか返すも多分、意味なんて無い。


 こんな感じで始まった週末の午後。



 これが俺の師匠、ハチガネ=マクスウェル。 


 完全に中年の筈なのに妙に爽やかで年齢不詳、口を開けば何気に辛口……。そして無駄に高身長(羨ましい!)


 錬金の腕前も凄まじいが、思いつきと面白さで何でも決める悪癖持あくへきもち。



「そうと決まれば善は急げですよー。課題は私の指定した遺跡から採れる素材を使っての、錬金物の製作なんてどうですか?」


 悪い顔しながら更に言う。




「私を唸らせるモノが作れたら、特別ボーナスとしてもう使わなくなった工房を譲っても良いですよ?」


 驚き過ぎて即、反応した自分が恥ずかしい。けど、


「マジっすか!? 師匠……と、言うか正気ですか?」


 あまりにも破格の条件だったので、思わず突っ込んでしまってからこの対応はまずかったかな? と身構えるが今は不問にしてくれるらしい。


(いくら使わないとは言え、錬金術を本格的に行使こうしするにはそれなりの設備がいる。 


 安く済まそうと思っても150万札は必要だろう。 


 俺が驚くのも仕方ないと思う。) 


 心の中で弁明していると、


 

 師匠が取り置きの煙草を咥え、簡易地図を広げ迷い無く一箇所に丸印をつける。




「ここ丸印がまだ冒険者をしていた時分に潜った事のある石柱遺跡の大体の場所です。」

 

「潜った感触としては底が知れず、なかなかに楽しめそうな雰囲気のある遺跡で継続的に利用出来そうでした。 しかし、いかんせん今の貴方では少し荷が勝ち過ぎていると思われるので冒険者の手を借りる事を推奨します。」


 幾分か真剣な表情で、


「そして、くれぐれも死なない様にw」と、のたまった。


 微笑みながらも、さり気なく不吉な事を言いましたね……、今?


「いやいや、気を抜いては危険な位にはヤバイ遺跡なものでね。 しかし、それ位で無いと挑戦する意味が薄いでしょう?ww」



 そんなやり取りのあった翌日、さっそく冒険者ギルドに出向く事にした。

 

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