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【プロットタイプ】ザムザくん

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/09/30

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

相も変わらず、痕跡がないな。

とは思うこと。

私という一個体さえ消えてなくなるような。

仕事をしていて常に思うのは、私という存在の希薄さである。別にその社員全てから無視されているだとか、仕事を渡されていないだとか、そういう訳ではなく、私がいた痕跡が一切ない。

例えばメアド、例えばコピー機、スキャナの登録名称、全てがチグハグで、私の名前が存在しない。ツギハギだらけのこの場所で、仕事をしている。

――千房さん、昨日のメール、送付内容間違っていたみたいだから。

――対応します。

――千房さん、この集計して欲しいんだけど。

――すぐにやらせて戴きます。恐らく、五分とかからず……。

――いや、月曜日から。

私がいるという痕跡が、何一つないまま、私の仕事が振られていく。


「フランツ・カフカの小説で、変身って小説があるじゃない? 朝起きたら、自分が大きな芋虫になっていたって言うあれ」

ふとした途端に、鏡花の方から声が掛かった。フランツ・カフカの代表作。何を思ったかは分からない。ただ何か引っかかる事があったのだろう。

「所詮、私はそうなんだろうね。私がいた痕跡が何一つない。前の職場では別の意味でそうだった。私がいるのに総じて皆無視をした。仕事を振らなかった。

そうして今、メアドも、コピー機も、スキャナも、私の名前が一切そこに存在しない。誰かの代わりとして、私は今、働いている。実態というものが存在しない」

それは何処か悲観的な言葉であった。当の本人が一切合切の悲観的な面を覗かせずに話しているからそうはならないだけで。

「きっとその内、井上さんとか、南浦さんとか、関谷さんとか言われるんじゃないの?」

「変身、の中で芋虫に変わってしまったザムザの様に」

「まぁ、なんの役にも立たないって意味では前の職場の方が相応しいと思うけどね。ザムザくん」

其れは痛烈な皮肉であり、ある意味の自虐であった。

とんでもないネタバレが入るので、

〇よなら〇望先生

を未読の方は、ブラウザバックお願いします。






良いね?

〇フカちゃん、いるじゃないですか。

あの子になった気分。

何一つ自分の痕跡がない。

私という一個体が存在しない。

ただ誰かが代わりとして存在しているみたいな。


何処を見ても私の名前がない。

メアドも、スキャナも、コピー機も、オフィスの登録名称さえも、何一つ、与えられたもので私の名前があるものがない。

ただ自分が生み出した物だけ、私の形跡がある。

メアドの 〇〇より とかね。


だから ザムザくん。変身から、ザムザくん。

けれどもまぁ、前の職場の方がより、ザムザくんだったかな。

ただの芋虫の様に、何の役にも立たず、仕事も振られず、無視をされたから。

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