【ヴァルフェリアオンライン】料理
魔物系の肉は下ごしらえならぬ『魔素抜き』を行う。
魔物特有の魔素は他種族にとっては毒素なので、ちゃんと抜き取る。光魔法のネバネバでごっそり取る。
うわぁ、ぐろい色!
これでも完全に魔素が抜けきったとは言えない為、焼いたり、煮たりして更に魔素を落とす。
その隙に『後輪』の網のようにして、魚と貝を置いて焼いていく。
『後輪』で焼いていた貝をバター醤油で味付け!
う~む。美味い!! 柔らかい、味もしっかりついている!
魚の方は醤油やラモンというレモン的な酸味ある果実をかけてっと。
うん! 美味しい!!
やっぱり、味覚のクオリティが高いゲームだ!
そして?
『後輪』内で炊いていた混ぜご飯!
簡単に野菜などを刻んで、味付け醤油を投入して炊き込んだだけの奴!
おお、異世界タケノコもちゃんと味染みてる!
ニンジンとキノコも柔らかい!! あと、オコゲもしっかりあるぞ!
私は次に『後輪』で煮込んでいた蟹の味噌煮を取り出す。
うむ。カニ味噌がちゃんと利いているじゃないか。
カニの味を感じやすいよう、濃さ控えめの味噌にして正解!!
そして、メインディッシュは『ボアステーキ』だ!
このステーキの為に、煮詰めた濃厚ソースも作ったぞ。
『後輪』に組み込まれた『創造言語』でしっかり中まで火が通る様に調整。
お皿に盛りつけ! たっぷりソースをかけて完成!!
ステーキは……おおお、いい具合の柔らかさだ!
ちゃんとソースが染みているし、香辛料もアクセントで効いている!
癖のある筋肉質がいい歯ごたえだ!!
ふぅ……最後はデザートとして『エレメントチェリー』をいくつか摘まむ。
魔力源以外にも、ちゃんと甘い果実にもなれる『エレメントチェリー』……万能すぎる!
ちょっと休憩したら、作業再開だな。
あと『暴食』スキルで色々な効果を蓄えているのを確認。
作業中、これらをいつでも発動させられるのだ。うーん、便利!
にしても……タクは来なかったなぁ。
もしかして、この時間帯は『まほ★まほ』にログインしているんだろうか?
まぁ、例のクレーマーの件があるから、外の探索はしないし、別にいいけど……
それならそれで、今の内に色々やっておこう。
私の畑の敷地の構図は、四方の要所要所に『エレメントチェリー』が間隔を取って配置されており。
物置小屋は中央に配置されているのだ。
日照権がどうとか騒がれそうだし、他の畑に影が出来ないようにこんな配置にしてある。
それで、中心は割とスペースが残っているので他にも作物を植えるぞ。
洗剤用の『アワの実』。
ポーションの薬草『ポン草』。
エーテルの薬草『エール草』。
ううむ……小屋の中はどうしようかな。
睡眠ログアウト用のベッドと作業用のテーブル、収納用の棚は必須。
キッチンがあると露骨かな……?
しかし、雨が降ったりしたら、焼魚とか無理だし。うん、やっぱり必要。
一応、外で優雅に食事できる焚き木スペースも確保しているぞ。あー……竈とか作りたいかも。
流石にそれはやり過ぎか。
ちなみに収入源として『後輪』で育てていた芋と豆は、そのまま『後輪』で育て続ける。
何が起こるか分からない以上、増やしまくった『エレメンタルチェリー』はともかく、この二つは無暗に外へ出したくないでござる。
すっかり汗かいたせいで清潔度が酷い『アルバイトの服』を洗濯。
小屋の物干し竿に干して、ちょっとした魔力節約だ。
ちなみに、今日だけでも色々作業したけど神力って……おお、それなりに溜まってるぞ!
地面を耕したり、料理でポイントを稼いだのが良かったらしい。
ついでだけど、ワールドマーケットの方は?
<称号:駆け出しの作家>を獲得しました。
って、いきなり称号獲得!
あっ……これ、漫画の方だったり?
確認したら――や、やっとだ。やっと来た! ノーブル以外にもヒューマンの購入者が急増しているぞ!!
他種族の購入はないけど! NPC以外のプレイヤーの購入も増えてないけど!!
しかし……どうやら、他にもポツポツと漫画の投稿が増えつつある。
人間に漫画の魅力を広めたプレイヤーが現れて、その影響で私の漫画が購入された感じだろうか?
で。
いつもの豆と芋の購入はいつも通りって感じだ。
……これ、購入者の割合確認したら、意外や意外プレイヤーばっかりだった。
いや、色々感想言ってくるNPCもいるにはいるんだけど、NPCの割合確認したらノーブルしかいねぇ!?
やっぱり、NPCも産地を警戒しているんだな?
で、ノーブルっぽさがある産地不明の奴は他NPCは購入しないって事か……成程ね。
それから、私は図書館の最深部へ転移し、仕事をちょこっと行う。
この間やっていた漫画アシスタントの背景修正である。
作業中、『ドーナツセット』……は注文に躊躇してしまったので、今日は別のものを注文してみる。
今回注文したのは『ミニティーセット』。
簡易的なアフタヌーンティーの一式で、香りのいい紅茶にミニケーキ、サンドウィッチ、スコーンが一つずつ添えられたもの。
う~ん、どれも美味しい。
今日は控えめ! 注文するのはこれだけ!
にしても紅茶自体久しぶりに飲んだなぁ。悪くはないけど、私はコーヒー派なのだ。
そういえば、このWFOでもコーヒーを個人で味わえるのかな。
今度調べてみようっと。
捕捉説明
<称号:駆け出しの作家>
取得条件 クリエイターマーケットの出品作品が50人以上に購入される
効果 スキル『文豪』獲得




