表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRバイターが往く!~近未来の生存戦略~  作者: ヨロヌ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

365/386

【ヴァルフェリアオンライン】トラッキング


掲示板やSNSでは情報が飛び交っているが、一つ訂正するべき事がある。

『創造言語』は別に相手のIDが分からなくても、相手のステータスの情報解析が可能だ。

やり方が面倒くさくて手間と時間がかかってしまうけどね。


ほとんどのプレイヤーは、ガチ解析は不可能……多分、バルフォードさんは出来るのだろう。

なので、私は気合を入れて事前対策をしておいた。

他プレイヤーは位置が特定されるとか、ステータスとかフレンドとか見られるのが嫌、的なプライバシー的な問題に注目している所。

私は、()()()()()()()に注力していた。


解析ログを把握できる相手には、プレイヤーがいつどこでスキルを取得したかまで特定できる。

普通はそんなもの、レア称号の解析目的以外では必要ないだろと突っ込まれるが!

私の場合、バイター疑惑がかけられてしまうので、ここを徹底隠蔽しないと駄目!!

しかもこれ。

計算系のスキルを取得してなくても、計算系のスキル取得までの裏経験値が把握できてしまう!!

つまり、こいつ計算系スキル取得する機会があったぞ=バイターじゃね?が成立する!


なので、私はちまちまと裏経験値の隠蔽、偽装を徹底的に行っていたのだ

簡単に言うと、晴明の漫画を描いているだけでバイターではないと偽装する為の裏経験値偽装って奴を。

ノーブルでログインしている間は、ハッキング警戒を行っていた。


で、気になったので私はオギノのアカウントでログイン。

館ではなく、畑にある小屋に転移する。

アレクさん達を気使って、私はこっちで就寝している状況なのだ。

瑠璃さんとドラゴン君も一緒に登場したけど、餌など与える暇はない。


私は『不知火』『ダンテ』『フォル』のアカウント情報をチェック。

ハッキングされた形跡がないか確認する。

とくに『不知火』はイベントのランキングで警戒されててもおかしくない


……うおっ!形跡あり!

トラッキングの痕跡が残っている。『ダンテ』と『フォル』も!!

さぁ、問題の私のアカウント情報から情報解析されているか……

よし! 解析系スキルを使用された形跡なし!!

一番の証拠が、私が偽装した専門用語の偽装がはがれていないのが証拠!


この偽装用語は解析系スキルを使用されたら剥がれる仕様であり、剥がれたところで変化が見抜かれにくい所にある。

分かりやすく言うとローマ数字の『Ⅰ』とアルファベットの『I』程度の違いだ。


てか、ステ情報見ただけで裏経験値まで閲覧してなかった。

普通は見ない?

それは……まぁ……そうなんですが。


問題の相手のトラッキングーー追跡だけど……ふむ『ディオス』というプレイヤー。

あれ、この人。ヘリオガさんのギルドに所属しているのか。

うーむ……なんか嫌な予感。

他のトラッキングで引っ掛かったのは、ああ、バルフォードさん……何で見に来た?

私の生存確認??

以上、2名だけだった。


さて、これからやるのは『化身』の統合だ。

事実上のアカウント消去である。

『不知火』は最後の『黄鬼流』の試験を合格してないのが勿体ないと思われるけど、何かね。嫌な予感してきたからね。


オギノのアカウント以外でプレミアムパック入るほどWFOに入れ込んでないし、ステータス最強にしたい訳でもない。

バルフォードさんはギルドに所属している人ではないから、別にいいやってなったけど。

ヘリオガさんのギルドは他のプロプレイヤーも所属してそうなガチめの所だから、ちょっと……


まずは『不知火』の『化身』を統合。

所持していたスキルとかアイテムは、ノーブルの手持ちボックスに移動されるとの事。

所持金も移動してくれるらしい。

で、居住も自動消去となる。


[『不知火』が『オギノ』に統合されました]

[オーガのアバターが追加され容姿を好きに切り替える事が可能です]

[オーガのアバター使用時、ステータスはオーガのものに切り替わります]

[オーガのステータスはそのまま引き継がれております]

[スキル構成・装備はノーブルとは別になる為、注意して下さい]


オーガはオーガで使える。二度と使えない訳じゃない!

しかも、脳波操作でアバターの切り替え簡単!

要は種族限定で入手できる称号が二度と手に入らない!っていう事はない訳である。これは安心!!


……いや、説明的にアバターは消えちゃうと思ってたよ。

二度と種族アカ作れないとかあったし、でも冷静に考えたらそらそうか。

一部引き継げない称号ってのは、既に獲得している系の称号だった。


そういう訳で『ダンテ』も統合しちゃうぞ。

ドワーフの称号で……国で獲得できる称号はあったかもだけど、別にいいや。


最後に『フォル』のアカウント。

エルフの称号回収……どうしたもんかな。

残すべきか? それとも消す?

女の子にしちゃったのが不満だったので、もう一度作り直してもいいんだけど……称号なぁ。

悶々と考えてたけど、NPCとの交流を頑張って、ギルドマスターの称号を狙う必要ないかと結論を導いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ