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VRバイターが往く!~近未来の生存戦略~  作者: ヨロヌ


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【ヴァルフェリアオンライン】ドワーフ


獲得した館を修繕せずに、破壊してしまうのも手ではあるが、なんだか勿体ないので、出来れば修繕したいものだ。

今回は、ノーブルで作った簡易的な小屋の作成とは異なり、既存の建造物の修繕。

となれば『ドワーフ』のスキルが有効的なのだ。


まあ、他にも。

修繕の為の素材集め。

レーピオスが依頼してきたノーブルとドワーフのハーフ捜索も兼ねて。

私は新たにドワーフのアカウント作成をする事にする。


ノーブルのアカウントで館の謎解きをある程度クリアして、報酬交換もして、マーケットの出品を行って……ついでに、漫画の追加もしておいてっと。

ノーブルのアカウントからログアウトし、ドワーフのアカウントを新規作成するぞ。

面倒だし、長く使う予定もないのでAIさんにランダム作成をして貰う。


小中学生を彷彿させる身長を持つ、黒髪黒目の男性。

……って特徴をあげるとタクを彷彿させるけど、顔立ちはモブっぽい無個性さではなく。

ちょっと疲労感ある社会人のようなダラけた表情になっている。

服装は黒の上下にエプロンをつけたものだ。


PN:ダンテ/ドワーフ

Lv1


HP:5000

MP:10


ATK:20

DEF:20

INT:1

STR:20

VIT:50

DEX:10

AGI:1


基本魔法:『闇魔法』

種族スキル:『想像感覚』『制作技法』『荷物袋』『武器:斧』『武器:ハンマー』


『想像感覚』は触れた作成物の構造の状態を把握するスキル。

『制作技法』は作成したものの形状を固定化するスキル。

『荷物袋』は所持アイテムの重量を無効化するスキル。

何となく、クリエイトには重要なものばかり揃っているとお分かりいただけるだろう。


好きに選択する個別スキルでは『観察』『道具作成』『図面作成』『毒耐性(小)』『熱耐性(小)』を選択するぞ。

素材採取場所の火山地帯には耐性スキルが必須だからね!

あとは、クラフト系っぽいスキルって奴で、特に理由はないぞ!!


ちゃきちゃきとランダムスポーンを行う私。

お、ドワーフの国家『ゲルヒィン』がすぐ見える位置だ!

モクモク煙が立ち込めながらも、活気ある金属音が響き渡る工房や製鉄所が多くありつつも、火山から湧き出る温泉を源流とする川から広がる自然も溢れる資源豊かな国家。

それが『ゲルヒィン』だ。


私は初期武器である『初心者のハンマー』と『初心者の大斧』の装備を外す。

所持アイテム枠に入ってないと『荷物袋』の重量無視効果は発揮されない訳で。

装備していると重量負荷がかかってしまう高度な罠なのだ!


それでもって、早速獲得した館の内見チェック!


………………………………………………………………………………………………………………


えーと、ですねぇ。


柱など大部分に問題はない感じですが、細かい修繕箇所が多い感じとなってました。

壁や床の陥没。窓ガラスのひび割れ。水回りの錆び付き。自然魔力を利用した照明器具の不具合。

キッチン回りの設備不具合。扉を開け閉めする際の蝶番の異音。壁紙の色褪せ。

あとは全体的な部屋の掃除と、家具の配置、ですね。


入手した館内は、イベント時と違ってガラーンとしている状態。

備え付けの家具つきでゲットできるとは思っていなかったけど、ここまで何もない状態になるとは。

テーブルもベッドも、食器や清掃道具すらも無し!

まさに1からのスタートになる訳だ。


ううーん……何からやろう。

やるべき事が多すぎて、何から手をつけるべきか分からないという奴だ。

この状態でもできる庭の解体を行うべきかな?


いや、まずはステータスだ。

解体にも修繕にもスタミナが必要になるので、ある程度、レベルを上げつつ、ギルドマスター試験を受けて、素材採取だ。


館から元の位置にリスポーンする私。

『ゲルヒィン』に入国するが、国籍取得する為には店舗取得の試験に合格しなければならないと説明を受けた。

別にそういう目的ではないけど、他プレイヤーたちは店舗取得を目指しているので、それっぽく話を聞いておく。


おお~……NPCもプレイヤーも数が多い!

GWってのもあるだろうけど、今までの国家の中では一番プレイヤーが多く感じる。


ゲルヒィン国内にある建造物の多くは『ハーフティンバー様式』だ。

西洋にある木組み建築で、少ない材木で広い空間を確保し、外壁を頑丈な素材で固めるもの。

工房の多さはさることながら、食堂も多い!

宿泊可能な場所は……ない。

うん、なさそうだな。分かってはいたけれど……


冒険者ギルドの登録を済ませて、クエスト受注は適当に素材採取系のものを受ける。

素材採取可能な鉱山は所有者に利用料を払って、採取する。

でも、利用料は序盤のプレイヤーにとっては痛手になる金額を取られてしまう。

なので、最初はモンスターが多く生息する狩場へ足を踏み入れ、経験値を稼ぐのだ。

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