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daze②




「死にさらせやぁ!!!!」




大振りでバットが振り下ろされる。

済んでのところでっ……何とか回避………!!



「危ない………! 当たったらどうすんの!!」


「馬鹿か、お前は!!! 当てるためにぶん回しているんだよ!!!!!」


「そんなっ………無茶苦茶だ……!!!」


俺の身体能力的にそこまで攻撃を躱せるわけじゃない。

というか、さっきの攻撃は完全にまぐれで避けれた。


恐らく、次はない。


いうが早く蒼汰は横回しにバットを薙ぎ払い、距離を詰めてくる。


「ちょこまかと動き回んじゃねぇ……ぞ!!!!!」


「う………!!」


ボグッという鈍い音。

それと同時にわき腹に鋭い痛みがはしる。

クソが………!

めちゃくちゃいてぇ…………!!


でも。


――――――これは()()()()()だ。


今後の俺の身の振り方すべてを左右するといっても過言ではない。



とは言え、限界。

もう無理。

こんなの何回も耐えられない。




「こんなもんでっ……、いいか…………!!」


「あぁ? お前何言ってんだ? これからが面白くなるのによぉ!!!!」



「…………成立」




「はぁ? ……お前、マジで何言ってんのか意味わかんねーよ!!」


そう言いながら、今日一番の振りかぶりを見せる蒼汰。

俺の脳天を勝ち割るためだけの一撃。

完全に決めに来ている。


これで終わらせる気だ。






――――突然だが。

俺はあまり喧嘩には自信がない。

というか、マジで無理。

勝てない。

腕っぷしに自信がないどころか非力。

この前も女子にボコボコにされる始末。

喧嘩自慢で売っているのは阿久津の方だ。



そんな俺が。

敵さんの本拠地に乗り込む際に、手荒なことになるのを想像できないだろうか。

答えはNO。

陽菜には蒼汰とかいう存在が見え隠れしていた。

しかも話に聞くと工業の裏番。

真っ向から俺をボコりに来るのは容易に想像できる。

しかし、俺は絶対に勝てない。

前述したように、勝てない。

俺、喧嘩弱い。



………では、どうするかって?





答えは簡単。





()()()()()()()()()



















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― 新着の感想 ―
[良い点] いよいよ行き詰ったようですね。もうエタって結構ですので、一つだけ要望が。 何の罪も無いのにシャブ中の肉便器にされた少女の今後をどう描くつもりだったのか、そこだけエピローグでも後書きでもいい…
[良い点] 3月中とか書き溜めて終わりまで一気にとか仰ってましたが、大丈夫ですかね? 何ヶ月も開く作品はよくあるけど、今作は拉致監禁麻取違反集団強姦と数え役満にしちゃったんで、実は処理に困ってるんじゃ…
[一言] ああ…3月が終わる…
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