表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/52

終わりの始まり←よくあるよね

 


 ~12月18日明朝~



 さてと。

 自室にて最終確認。

 必要なものは全て昨日のうちに準備した。

 それは物であったり手段であったり、まぁ、色々。

 学校は休んでしまったけど、まぁ…………、目的達成のための尊い犠牲ということで。

 結局真壁たちの一件から1日も学校は行っていない。

 今学校がどういう感じかというのも分からないし、分かったところで……って感じだ。


「よっしゃ、気合い入れろ」


 最後に陽菜たちの泣きっ面を見てゲラゲラ笑うためにこれまで頑張ってきたんだ。

 阿久津は俺の最終着地点を聞いて引いていたけど、ここまでやらないと俺の気が済まない。

 というか、あの連中は世のため人のために一回痛い目を見るべきだ。

 被害者は俺一人だけでいい。



 ***



 ~12月18日18:25~



「お前らさぁ、ボコボコにされてそんでノコノコ帰ってきたとか本気?」


「はっはい、ほんと、すいませ………ぐぅっ!!!!」


 蒼汰の足蹴りが、一人の腹部へ。

 いたそー。

 でも、そんくらいのことされて当たり前だし。


「あー、ほんとに役立たず」


 マジであり得ない。

 3人でボコりにいって逆にボコられて帰ってくるとか。

 プライドとかないわけ?


「佐々木以外にっ……めちゃくちゃ強い奴が、いた、んです!!」


「だから何だよ。言い訳すんな雑魚」


 何度も何度も腹を蹴る蒼汰。


 私にもやらせてくれないかなぁ………。


「なぁ、陽菜。こいつらどうするよ」


「……あとで私もヤキ入れるからそこら辺に転がしといて」


「了解ー」


 何もかもがムカつく。


 何なら最近は蒼汰にもムカついている。


 私の()()()で色々やらせてあげているのに。


 分かっているの?


 分かっているんだったら、私のためだけに動けよ。




 不意に、ガラッと。


 小屋のドアが開いた。





「あ、金髪君ボコられてる」





 …………は?




 何で。





 何で()()()がいるのよ。





 ()()()()()(テリトリー)なのに。




「何で、アンタが……」








「どうも、佐々木と言います」






「カチコミしにきました」










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ