表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

落花

作者: 秋葉竹



わたしの羽根もない小さな背中を

過ぎ去った雪の思い出の終わりと云わないで

曇り空の下

つみかさねた罪とか知らないのに


目の前で黙っている白い花に

胸を凍らせる冷たい息を吹きかけないで

なにもかも終わればいいとか思わせないで

いつまで待ってもやって来ない暖かさとか


もうすぐ訪れる桃の香りの安らぎは

この身を纏う空気を優しくしてくれるはずでも

そんな夢を見るヒカリの輪っかも落とし

いたみを感じてしまう生のこころもひとつ落とした


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 毎度、唸る上手さですね! 表現が好きすぎる!!
2021/03/22 08:29 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ