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東京バトルロイヤル  作者: 宮鵇薫
11/19

練習試合の幕開け

読みに来て下さりありがとうございます!どうぞお楽しみください!

大会まで1週間の今日、いきなりの本戦は無理があると考えた国会が企画した練習試合が行われる。


本戦と同じ東京二十三区を使って行われるのだが練習試合ということで安地の縮小もあり、一区に10~11チームが入って戦うことになる。


ん?急すぎるから話についていけない?


それはこっちのセリフだ!


と言っても原因は俺にある。


それは1週間前のこと。


「当選おめでとうございます」


この言葉を見て俺はめちゃくちゃ舞い上がっていた。


舞い上がっていたのはいいのだが興奮のせいかその続きの文を全く読んでいなかった。

1.大会専用の防弾服を3日後に送付します。

2.大会当日の集合時間は午前9時。場所は成田国際空港。


そして大事なのは3つ目。


3.8月20日に練習試合を行います。


完全に見逃してた。


俺が初めて練習試合の存在を知ったのは昨日の朝のニュース。


俺は毎日の楽しみである朝のコーヒーを優雅にすすっていた時だった。


「今、大注目の東京バトルロイヤル。その練習試合が明日行われます。」


俺はコーヒーを床に豪快にぶちまけた。


「あ、あしたぁ!?」


緊急ミーティングが行われたのは秋葉原のあのカフェ。


まずは深々と頭を下げて謝った。


「ほんとうにすまない!当選の喜びでつい、見逃していたんだ!」


みんなの表情はすごく渋かった。


明日いきなりテストと言われたのと一緒。


俺たちはかなりピンチだ。


しかも割とデカい大会なので練習試合さえもテレビ中継が入る。


「ねぇ、本当にぶち殺されたいの?」


佳奈は人ならざるものを見る目で見つめてくる。


「ま、まぁ大会が明日って事は変わらないので!打開策を見つけていきましょう!」


フォローを入れてくれたのは圭一だった。


それだけが救いだったのだが、、、


「ちなみに僕らは何区に?」


「、、、江戸川区」


「!?」


みんな目を見開いていた。


まぁ無理もない。


なぜなら江戸川区にはサバゲー日本1のチームが入ることで話題になっているから。


ますます空気が悪くなってしまった。


俺はとりあえず支給された防弾着を全員に配った。


「本当にすまん!だけど出場が決まっている以上明日は何があっても戦わなきゃだめなんだ!」


「まだ、チームの連携もとれてないのよ!?」


朱里は既に鬼の形相だ。


「明日はあくまで練習試合だ。連携とかは、明日試合の中で確認しよう。本当に申しわけないと思っているんだ。だから、明日は全力で戦おう。場所は江戸川区役所。9時集合で。」


はぁ、とため息をつく佳奈も


「朱里さん。決まってしまったことは仕方ないです。明日は私たちが出せる全力で戦いましょう。」


と、朱里をなだめてくれた。


とまぁ、そんなこんなで今に至る。


正直頭の八割を不安が占拠している状態だが俺は今江戸川区役所に向かっている。




次話もお楽しみに!

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