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第4話「初仕事は海とシャケ」

「ゆうちゃんどうしたんだろ」


あのゆうちゃんが私に血相を変えて迫る事なんてなかったのに、私なんかまずいことしたかなぁ?

それに森神様のこと知ってたし、なにかあったのかな?


「こーゆき! 大丈夫?」

「彩絵ちゃん.......大丈夫だよ!私はね!」

「その言い方、私以外の誰かは大丈夫じゃないって言い方に聞こえるわよ?」

「えっ!? そんなことないよ!」

「うん、じゃあそう思っとくね」


危なかったー、もし彩絵ちゃんがゆうちゃんの異変に気がついたらめっちゃ心配かけちゃうもん


「ねぇ、小雪、祐貴みてない?」

「うーん、うーんん、わかんないよ」

「そう? ならいいけど」

「小雪が戻る五分くらい前からいないんだよね」

「どうしたんだろうね? いつも元気なのにね」


結局ゆうちゃんはこのあと見ませんでした


「おかえりー小雪」

「ただいま帰りました森神様」

「ちょっとお茶飲みたいなー小雪作ってー」

「えぇーわがままですねー待っててくださいね」

「メイクアクア」


手から水を出して


「ファイアリング」


沸かして


「よっと」


お茶っ葉入れて、沸かした水を入れて


「お待たせしました森神様」

「.......あんた魔法使いこなしてるじゃないのよ」

「そうですか?」

「小雪!! すごいわ! うん!」

「ただお湯沸かしただけですけど」

「魔法の調節なんてちょっとやそっとじゃできないわよ! それに普通の水魔法なら飲水みたいに美味しい水なんてでないわ!」

「そうですか? えへへっ!照れますね!」

「やっぱり才能があるんだわ.......!」

「そうね、役所から仕事もらってきましょうか」

「そういうのって、大人やギルドや騎士団がやる事じゃ.......」

「いいのよ小雪! この世は実力があるやつが正義よ!」

「まためちゃくちゃいってる.......」

「そうと決まれば役所に行くわよ!」




「ニートの魔導師への更生の道報酬月10万」

「トンネルのモンスター退治レベルVI 報酬200万」

「湧き出るゴールデンシャケ退治5000円」

「うんこれにしましょ」

「森神様!? それ結構初心者には危ないですよ!?」

「こっちの初心者クエストにしましょうよ!」

「いや、これも成長よ! なんかありゃ私がやるわ!」

「じゃあいいですけど.......」

「すいませーん! このクエスト受けまーす!」

「はい、ではこの書類にサインを.......」




「さて、ついたわね海!」

「うう、暗い.......早く帰りたい.......」

「弱きになるんじゃないわ! 小雪!」

「戦場は弱いやつが駆られるのよ!」

「森神様は強いからそういうこと言えるんですよ.......」

「せっかく海に来たのにそういう顔するんじゃないの!」

「ほら! 小雪! シャケよシャケ!」

「わわっ! すごい光ってる.......」

「ってあれ敵じゃないですか!!」

「ボーッとしないで、魔法を打ちなさいよ!」

「えーっと! リーフウィップ!」


ツルが伸びてシャケをペチペチたたき始めた。


「優しすぎよ小雪、もっと強く叩きなさいよ!」

「森神様ぁ、そんな! 無理ですよ!」

「泣かないで! なよなよしないで! いけいけごーごー!」

「自然の力を感じなさい!」

「自然の力.......?」


.......大きな海、そして私が使える魔法

今使えるのは水を出す魔法そして炎を使う魔法

草を操る魔法。

この魔法を応用させれば!

水の力を感じれば!


ザバーン! ザザーン!


.......感じる! 海が私に力を貸してくれるっていってる! これなら!


「ぐすっ、じゃっ、じゃあ! ノアの大洪水!」


シャケがでてきた海の方から一気に水が押し寄せてきてシャケを大洪水が飲み込んだ!

ついでに森神様も飲み込んだ!


「うわっぷ! なにすんのよ! 小雪!」

「うわわわ! すいません!」

「リーフソード!」


ザシュッ


「全くもう、シャケは倒せたからいいけど、ちゃんと属性と周りを見なさいよね」

「はい.......」

「でも、自分で魔法作ったのね」

「えっ!? あっそうなるの.......かな?」

「小雪、よくやったわ.......偉い!」

「わわっ! 抱きしめないでください!」

「何言ってるのよ! 遠慮しないの!」




「.......なんなのこれ?」

「あっすいません、私のせいです」

「ちょっと! シャケ倒されてるじゃない!」

「どういうことよ、おじぃ!」

「しらんぞ! ただわしはこの時期はシャケが出るって話しかしとらん!」

「えっヤギ?」

「.......ああああああ!」

「なんじゃこの姿くらいで驚いて.......」

「ああああああああ!」

「なにおじぃ知り合い?」

「森神!」

「八黄原!」


どうやら、また一波乱あるみたいです。

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