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第86話～菜楽荘のベランダで～「７月７日」
「“言霊触り”、お仕舞い」
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「どうだったかな、娘の調子は？」
「大きな怪我や病気には、かかっていないみたいです」
「そうか、うん。それは良かった」
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「今日は、お星様たちは出逢えますかね？ 倖子君？」
「だんな様？ 雲の上は、いつも晴れだよ？ カーテンカーテン♪」
「それは素敵な考え方ですね」
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……
っ
「…………、なんでおデコなのよ？」
「はい……、調子に乗ると、お仕置きされてしまいますから……」
「君は倖せかな？ だんな様？」
「それは、君次第ですよ」
「この偽善者め♪」
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そんなありふれた夫婦の、
星屑の下の寸劇で、
御座居ました。
ぼくのヴェガ
こんやあいたいなぁ
あいしています
歌 スターダスト・レビュー 作詞 康珍化 作曲 根本要
