第72話~一途尾 ぬこの場合~「レーザービーム」
わがはいは教室を後にして、
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「なー先生よーわがはいもう見つけてんよな?」
わがはいの身体の内側らしきから先生、
「あーまー確かになーこれなんだ? どんな障壁だ? どこの地球人だよ」
「わがはいの親、心配しょーだからな。服のセキュリティにデフォルトで外せねー様にされてる。先生に付着した物質は光を増幅して極小の兵器にもなるらしいぜ。……座学は嫌いだから、わがはい難しい事わからんけど、地球の進化であり並行でもあるんだと……」
「一途尾良い服着てんなー。これが“猫に小判”か」
「確かに♫ 確かに♬」
「一途尾、怒ろうな?」
「なんで? 事実だろ」
「……わかった。オイラちゃん出てくから、洗浄してくれるか?」
うん……それを、悩んでた。
「わがはい小細工苦手だから……、」
少し間が空いて、
「……つまり、何か?
オイラちゃん一途尾に生殺与奪権握られてるのか?」
「それは大丈夫だ!」
「なぜそう言い切れる?」
「兵器の使い方も知らないっ♪」
………………
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「おまえ…………、親泣くぞ?」
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……
そうしてわがはいの「かくれんぼ」は終わった。
そのねこのレーザービーム
まっすぐまっすぐまっすぐに
はしりぬける
歌 Perfume 作詞・作曲 中田ヤスタカ