第0話「君が代」
やぁ、はじめまして。
お久しぶりの方も、いらっしゃいますか?
ずっと昔から、ずっと未来から、
いつも 有難う御座居ます
僕は、
「早水 心也」と申します。職業は、作家と魔法遣い。遣える魔法は、現在はふたつだけ。
“第四の壁”と“具現”。
齢は、もうすぐ妖精へとクラスチェンジ間近のアラフォーってヤツ。未来の方が読んでいらっしゃれば、もうどれも死語なのかしら? ですが、そこを大きな問題にしては、何も語れません。
好きな言葉は、「我以外皆我が師」。
嫌いな言葉は、「何の罪も無い人々」。
僭越ながら申し上げます。
あなた様には、
仕える事のできる、
君が、
いらっしゃいますでしょうか?
僕は、居ます。
魂ふるえ、
心み、
技あそび、
体まなび、
私おぼえ、
氏名と使命を、
捧げる女性が。
その女性の名は、
「早水 倖子」。
拙い愛を捧げる、
僕の妻で御座居ます。
これから、
僕達、
早水一家の周りで起こる。
ひと瞬く、
永い旅路を、
今、
大切なお時間を、
「✕〇!i (ばったまツイン)」へと、
割いて下さっている。
他でもない、
あなた様へと、
どうか、
捧げさせてくださいませ。
人生もまた、
物語という名の輝石。
この物語の集約は、たった一言。
それは――、
「お次は、君の番です♪」
さぁ あるきだそう
なんどしっぱいしても
いどみつづけるんだ
作詞 不明 作曲 林廣守、奥好義