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俺より終わってる転生者はいないと思う  作者: 井坂津小津
序章 捨てる神あれば拾う民あり
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設定資料集 序章

§プロメセティ

 山に囲まれた荒野帯全体を指す地名。雨も日光もそこそこあるものの、なぜか不毛の地。植物は非常に丈の短いもの、動物は虫、魔物に至っては一匹たりとも存在しない。

 その理由は、大昔に、ここで巨人族と魔族の最終戦争があったとかないとか。たぶん、ストーリーに関わることはないだろう。

 定住民族はいない。もっぱら、荒野全体に張り巡らされた線路による鉄道運輸が現在のプロメセティの存在意義である。健司は、このプロメセティの西の端の端にて転生。おそらく、これが健司最大の幸福かもしれない。逆に言えば、もっと中央だったら、餓死で死ねるだけ幸せという見方も。


§鉄族

 プロメセティの鉄道を利用して、活動する盗賊団。プロメセティに魔物が住み着かないことを利用して、輸送機関車を待ち伏せ、襲撃することで積み荷を奪う。あまり頻繁に出没するものではないが、冒険者フリーランス・変異者の成れの果てが主な構成員であるため、国やギルドからは要注意不特定集団の扱いを受けている。


§ギルド

 冒険者フリーランスに仕事をあっせんする組織。管制のものもあるが、本作の舞台であるメルレアンでは、民間の「アーシラアグニ」が一番規模を広げている。依頼は、都市外の魔物の討伐からどぶ掃除までさまざま。


§冒険者フリーランス

 ギルドからうける依頼の報酬で生計を立てる人々。冒険者といえば、聞こえはいいが、大半の者(Oランク)は単なる日雇い労働者である。国際ギルド協定によって、冒険者たちをS・A・B・C・Oの四段階に分けられている。Oが最下位で、6割の冒険者がここに属する。たしかに、AやBランクの冒険者は巨大な魔物を倒し、名声を上げ、英雄として扱われる。

 しかし、Cは所詮小間使いや害獣退治に従事し、Oに至っては、どぶ掃除や廃品回収。もしくは定期的に仕事すらせず、飲む打つ買うの資金のためにたまにギルドに顔を出すなど、半グレのような扱いである。

 社会保障もなく、死んだらそこまでである。唯一の利点は、履歴関係なくなれることであろうか?

 一言でまとめるならば、報酬と仕事内容が青天井の日雇である。


§変異者

 突然、超能力に目覚めた人間を指す。この世界では、魔法は貴族の物であり、一般市民は使えない。そのため、貴族・王族による支配は政治的によるものだけでなく、武力的にも支えられてた。魔法と違い、体系的な異能ではないが、魔法に対抗できる変異者は、貴族たちにとっては目の上のたん瘤なのである。


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