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人間というもの  作者: 国見あや
13/16

投稿小説再開

J氏へのJ氏の弟からの傷害事件から半年以上が過ぎ、ようやく 管轄の警察署から検察に傷害事件の書類が送致された。


昨年12月初め、筆者 千夏は管轄の警察署が何も事件に関して半年は経つのに動いてくれそうもない気配に行を煮やして 単独で本部の神奈川県警に行った。


自宅から歩いていける距離でもある。


神奈川県警の相談係の警察官と通常の面会相談は30分なのだが千夏はその警察官にちょうど1時間話しをした。


内容は今、ここでは割愛する。


警察官はよく話しを聞いてくれたが言うべきことはきちんと伝えていたように思う。


刑事問題と民事問題の違いを簡単にやんわり伝えてくれた。


私は最後に「あの時 父は 今、ある、という貴重な命を奪われる瞬間だったんです。それに人生の長さや短さは関係ありますか?

人には限りがある命かも知れないけれども、

それでも時間に、限りがある、と言われる人生の一生を奪われることがあっていいのでしょうか?」


警察官はキリッと私の目を見ていた。


最後に面談中は首尾よく如才ない仕事ぶり、警察官という専門的な職をこなしていた相談員が出口まで見送りながら、「これから仕事でしょ?大丈夫?ここからみなとみらいまでは近いけどね。大丈夫ですか?」と言った。



その人間味がある雰囲気を感じながら私は

「大丈夫です。強くなりましたから!」


と言って、神奈川県警本部を後にし職場のあるみなとみらいへ徒歩で向かった。



この一件を境に、管轄の警察署がスピーディーに動き出した。


なあなあになっていた事件が警察署だけで嫌疑なし、もしくは嫌疑不十分で終わらず、検察まで書類が送致された。


ここから、なのか、これが始まりなのか、兄弟愛とは?


正義はひとつしかない。


しかし、神は人を裁かない。愛する。

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