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人間というもの  作者: 国見あや
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投稿小説の沈黙



筆者にとってこれは事実であり、警察での調査もようやく始まった。J氏の顧問弁護士にも知り得ている情報の流出を避けるのが最善の策、と言われている。


よってこの推理と呼ぶべきカテゴリーであるか分からないストーリーはしばらく沈黙、という選択をする。


本来、家族は幸福の源である、


ひとりの兄弟が不幸なとき私たちも他人事ではなく不幸なのです。


愛する兄弟は同じ親を選んで生まれた兄弟なのです。


日本は法治国家である。日本国民であるということは法で裁きを受ける。


このJ氏に起きた事件後、J氏の人工透析の専門医からは「こんなに弱い身体障害者をこのように乱暴するとは信じられない。異母兄弟か何かですか?」と質問された。


J氏はそのとき始めて空虚になった気持ちもし、また涙が頬をつたった。


J氏には確かに異母兄弟がいるが関係はむしろ戦争中に苦労を共にし、助けあって生きてきた。


J氏の頬を静かに涙がつたう。


人間の究極の審判は神である、と理解せざるおえない。


神の国は善良な人々に用意されている。


情報提供になりうるこの小説はしばらく沈黙という黙想に入る。


神はどの人間も同じように愛している。

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