1.始まりの事件
とある家で放火事件が起こる。
この事件が全ての始まりだった。
「パパ!!!ママ!!!!起きてよ!!!
ねえ、返事してよ!!!」
周りを炎に囲まれながら、灼熱の中で私は泣きながら呼び続ける。
いつものように眠りについた夜。秋の終わりで冬が近づいてきてるにも関わらず、ものすごい暑さで私は目を覚ました。私は目を疑った。周りは炎に包まれ、火花が飛んでいる。火事、、、、。私は、一人娘。一緒に暮らしているのは、パパとママ。
2階の自室で寝ていた私は、ベッドから飛び起き、天井には、煙が溜まっているから、姿勢を低くしながら、できるだけ急いで自分の部屋を抜け出し、パパとママが寝ている隣の部屋のドアを開ける。
いない、、、。いつも寝ている部屋に2人はいなかった。
1階、、、?転ばないようにゆっくりと階段を駆け降りる。階段を半分くらいまで降りた時、階段を降りた先の玄関の前に人影が見えた。
誰、、、?全身を黒い服にまとい、フードを被った男?が歩いて玄関から外へ出ていく。パパ!!と呼びかけようとした時、その男が左手に持っていた物を見て、思わず声が出なかった。
血のついた包丁。男がゆっくりと玄関を出ていくのを、見送った後、急いで1階へ下り、リビングへ向かう。そこにいたのは、お腹から血を流したパパとママだった。あの包丁で刺されたのだろうか、、。その時の私にはそんなことどうでもよかった。
そばに駆け寄り、私は何度も呼びかける。両親の死というのを目の前にした時、私にできることは、呼び続けること、死なないでと願いながら呼び続けることしかできなかった。熱くて、暗くて、恐怖に包まれながら呼びかけ続けた。
「ねえ、、、。起きてよ、、、。」
私は体力も使い切り、だんだんと視界が暗くなっていく。何も見えなくなっていく。ああ、私はもう、、、。
次回!主人公を含めた警視庁捜査一課6係のメンバーが集結!




