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おまけ セツの料理教室 〜本日のメニュー 大根サラダ〜

皇八島の世界観ガン無視、セツの料理教室です。

気楽に楽しんでください。


テレビの料理番組風にお送りします♪

セツ……料理担当

ロワメール……アシスタント






ロワメール「セツ、今日はなにを作るの?」

セツ「大根サラダを作る」


ロ「あれ、美味しいよね! ぼく大好き」

セ「ああ。大根は冬に美味しくなるからな。今が美味しいな」


ロ「はい。では、大根です」

白くて立派な大根を、ロワメールがセツに手渡す。


セ「二人前で、だいたい七、八セトルくらい。下の方は辛味があるから、生食の時は上の部分を使う。量はテキトーで大丈夫だ。大根の太さにもよるしな。たくさん食べたかったらもっと大きく。少しでいいなら、もっと小さくな」

話しながら、セツがスパンと大根を切る。切れ味のいい包丁だ。 


セ「皮を向き、風魔法で薄い輪切りにする。風魔法が使えないなら、水魔法でもいいぞ」

ロ「魔法の使えないノンカドーの人は、包丁やピューラーなんかを使ってね」


スパパパパパパッと、鋭利な風の刃が大根を一瞬で薄い輪切りにする。太いと美味しくないらしく、厚さは極薄だ。

とても繊細な魔法捌きたが、マスターは涼しい顔で難なくやってのける。風使いがこの場にいたら、きっと自信を喪失していただろう。


セ「まな板に薄切りにした大根を少しずらしながら並べ、細切りにする」

トントントン、とセツが包丁でリズミカルに大根を切っていく。


ロ「ここは包丁なんだ?」

セ「こういう作業は、包丁のほうがやりやすいんだ」

ロ「へー」

輪切りとの違いがわからないが、ロワメールはあえて突っ込まない。きっとセツなりのこだわりがあるのだろう。


セ「切った大根を水に晒す」

ロ「ザルに大根を入れて、水を張ったボールに入れます」

危なくない作業なので、ロワメールが担当する。いつまでたっても包丁は持たせてもらえない。


ロ「これ、なんで水に入れるの?」

セ「大根がシャキシャキするんだ。まあ、水に晒さんでも食べられるが、歯ざわりが全然違うな」

ロ「そうなんだ」 


セ「水から上げて、余分な水分を水魔法で取る」

ロ「ふきんやキッチンペーパーでもできるよ♪」

セツの魔法で、一瞬で大根から余分な水分が消える。大根の水分自体は一切減っていない。この辺が熟練の技であるが、残念ながら、わかる人はほとんどいない。 


セ「皿に盛り、鰹節、ツナ、もみのりを好みの分量かけて、味付け、うちはポン酢だ」

ロ「はい! これで、大根サラダの完成です!」

ロワメールが手に取り、綺麗に盛り付けられたサラダを小さく掲げる。


ロ「魔法を使わなくても簡単にできるから、みんなも食べてみてね!」




 ❖ お知らせ ❖


 読んでくださり、ありがとうございます!


 おまけ ミエルの一日 を3/19(水)の夜、22時30分頃に投稿を予定しています。

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