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悲観に沈んでいた彼は彼女の助けを得るために一人徹夜を決行する。

皆様初めましてOCTオクトです。

小説を実際にネットに掲載するのはこれが初めてで緊張していますがのんびり更新抵抗と思います。

とりあえずゲームを始める前話から…

半分趣味で書いているところがあるので大目に見てくれると幸いです。

国民的大人気ゲーム『GOD SLAYER』十年前に初代が発売されてからというもの歴代に名を起こすゲームがついにVR式フルダイブゲームとなることは世間の人々から大きな支持を集めることとなる。


今作は前作までと違い完全オープンワールド式であり、狩の他のも農業や釣り・登山など様々の要素まで楽しめることが事前情報で公開されてしまってからというもののより注目を集めるようになってしまったこのゲームは競争があまりにも激しく予約はすでに満杯。キャンセルが出ても一分もたたずに埋まってしまうほど。ましてや現在増えつつある転売組織もまた狙っていることによって市場価値すら高まってしまった以上予約ができたものは超幸運と呼ばれていて日々勝ち取った人でネットのスレッドは沸いていた。


そして、物語の主人公となる彼もまた予約戦争に敗れ、ネットのスレッドをながめる日々を送っていたのだが……


「で、今日は何の用ですかね副会長。一人真面目に勤勉に励んでいた俺を放課後に呼び出すなんて」


県立英才学園の休み時間机に伏せながらゲームのスキルについて思案していた俺の机にそっと置かれたメモ紙。スマホで簡単に連絡を取ることもできる中、こんな古いやり方で連絡を取る相手は()()しか心当たりがない。


「ふっふっふー、なんだと思う?」


「……」


「なんでそんな呆れたような目で私をみるの!?」


得意げな顔でこちらをみてくる彼女、現生徒会副委員長であり高校二年生。幼馴染である小鳥遊 麗(たかなし うらら)は俺の反応が不満だったようだ。机にどんと勢いよく手をついて顔を寄せてくる…近い、目がでかい、いい香り!


「大抵の場合お前が得意げにしているときはろくな目に合わないんだよ」


「酷い!今日は本当にとってもいいニュースなのに!」


「へー、それはそれはオメデトウ。副会長が言うことだ、有名企業に就職でも決まったか? それとも推薦とか」


「そういうのではないのだけど八神君がほらいつも話してる。えーと、なんだっけあのポチポチ押す……ふぁみこんだっけ?」


ポチポチって……いくら何でも勉学以外の知識に疎くないか副会長さんよ。電子機器の扱いにおいてとことんポンコツを極めている幼馴染は親に連絡用に渡されたスマホを今でも使用していない。辛うじて電話機能とメールだけは使用できるようになったがそれ以外はからっきしだ。アプリについてもよくわからないからいらないと消し方を教えたらバッサリ消してしまった。最新機種のスマホが泣いてるぞ。


「はぁ、まぁいいけど。それで『GOD SLAYER』がどうしたっているんだよ」


「そうそう! その()()()()()()()()なんだけど、予約取れたの!」


「……は?」


嘘だろ、なんで電子機器の説明書を読んでも操作すらできない奴が予約戦争に打ち勝っているわけがない!俺だって睡眠時間をかなり削っているというのに、というか昨日は寝てもいないんだぞ。


「すっごく苦労したんだから! たくさんのサイトを調べて予約の空きがないか一分刻みに確認して昨日の夜遅くに滑り込めてなんと二本分獲得したの」


「そ、それでその予約権利はどうするつもりで? 一本は自分用だとして、もう一本は…?」


「ふふっ、そうだなぁ。どうしようかなぁ、本当はいつも卑屈しか言わないどっかの誰かさんに権利を譲渡してあげたかったんだけど、あまり乗り気じゃなかったみたいだしなぁ」


「俺が悪かった、さっきまでの態度は改めるから許してくれ」


「その変わり身の早さはどうかと思うよ君ィ……!?」


ゴン!と音が鳴るほどの勢いで机に向かって頭を下げる。麗が目を大きく見開いて口をポカーンと開けている様子が面白いが指摘をしている場合ではない。


何故ならゲームにおいての一日は遥かに大きいものだからだ。特にオープンワールド式となると情報一つでさえ死活問題になることも多く効率に大きく関わる。以前過去作にて狩場やクエスト、アイテムの素材収集場所など一つの情報を得るがために情報屋から高い金を要求される羽目になった過去を俺は絶対に忘れない。よって初日からプレイできるというのであるならリアルで頭を下げるなんざ、どうってことはない。


「じゃあ、明日の小テストで高得点を取ったら譲ってあげる。八神君の顔ゲームのことしか頭にない顔してるし、勉学を疎かにするなら譲れません」


素早く体制を直し荷物をまとめて立ち上がる、交換条件は面倒だがたかが一日のテストで済むなら単純だ。数学の先生の出す問題にはわかりやすい傾向がある。


さぁて一夜漬けで申し訳ないが、この試練勝たせてもらう!




……次の日、麗を無視して帰ったことに激怒され機嫌直しに苦労するも小テストで89点を叩き出した俺は無事権利を譲渡して貰い、発売日にゲームを買うことに成功したのだった。

もっとセリフとか増やした方がいいかな。

良ければコメントなどしていただけたら励みになります!

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