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私立夢ノ原女学院  作者: ヤッさん
第1章
7/13

7話 ミスコンの誘い

『どうぞごゆっくり』

『ありがとうここちゃん』

芽里の飲み物を渡すとここはまた戻っていった。 

『うう~んいい香り~』

『ゴクゴク』

『うん味も最高ね』

まるで同じ物を飲んでいるとは思えないとなぎ達が思っていると

『それで私にお願いって?』

なぎは問うと

『実はね学園祭のミスコンの出場者の一人にあなたを推薦したいと思ってるの』

『私をミスコンに!』

なぎが驚くのも当然だった。

『ここちゃんから聞いていたの、一年生にすごく可愛い子がいるって』

『ここさんから!』

芽里はここから色々と聞いていたのだ。

『そう、私が話したのよ』

ここが戻ってきた。

『ここちゃんお手伝いはもういいの?』

『みんなも来たしお客さんも少なくなってきたからあがっていいって』

『そうなんだ』

ここも加わり話の続きを始めた。

『芽里ちゃんから誰か相応しい子がいないかって相談されてね、そんな時あなた達の一件があってね』

なぎ達の嫌がらせのことだ。

『それからずっと見守っているうちになぎちゃんしかいないって思ったのよ』

『そうなんですか』

なぎなんだか照れくさそうだった。

『近いうちに紹介しようと思ってたら偶然にも芽里ちゃんが来ちゃったって訳なの』

『なるほど』

何とも言えない偶然だった。

『実際に会ってみてここちゃんの言う通りすごく可愛いもの』

芽里から見てもなぎは可愛いかった。

『それでどうかしらミスコンに出てみない?』

芽里はもう一度お願いする。

『少し考えるお時間を頂けますか』

なぎには考える時間が必要だった。

『もちろんよ、いいお返事をまってるわ』

芽里は快く了承してくれた。

『それじゃあ私たちはこれで』

『うん、またね、ごきげよう』

『ごっごきげよう』

先輩二人に挨拶をし三人は帰っていった。


ーその日の夜ー


櫻井家の今日の夕食はハンバーグだった。

『ごちそう様』

『どうしたのまだ全然食べてないじゃない』

『何か食欲なくて』

なぎは食欲がなく部屋に戻る。

『どうしたのかしらあの子』

大好きなハンバーグを残したので母は心配だった。

『ママ、私ちょっと行ってくる』

心配したりずはなぎのところへ向かった。

『はぁ』

なぎは部屋でため息をつくと

『コンコンなぎ~入るよ』

りずが部屋にやって来た。

『なぎ、何か悩み事でもあるんじゃないの』

『どうして分かるの』

『なぎのお姉ちゃんだからね』

いつもながら流石はお姉さんだった。

『お姉ちゃんに話してみて相談にのるから』

『うん』

なぎは芽里から言われた事を話した。

『そっかぁミスコンに誘われたんだ』

『私不安なの私なんかでいいのかなぁって』

なぎは本当に自分でいいのかと言う事で悩んでいるようだ。

『芽里さんだってただ可愛いからなぎを推薦した訳じゃないと思うよ』

『どういうこと?』

なぎは訳が分からなかった。

『実はお姉ちゃんも去年ミスコンに誘われたの』

『お姉ちゃんが』

なぎは驚いていた。

『だってお姉ちゃんそんなこと一言も』

『うん、なぎには黙っててってママに言っといたの』

『どうして』

なぎの問いにりずは語り出す。

『私ねあの時緊張で固まっちゃったの』

『えっ』

いつも完璧なお姉ちゃんだと思っていたなぎにとっては以外だった。

『それで何一つパフォーマンスができなくて結果は惨敗』

話の流れからは当然だった。

『お姉ちゃんねなぎにいつも頼りにされてるのにこんなだったから恥ずかしくて、それで黙ってたの』

『そうだったんだ』

なぎは全てを理解した。

『芽里さんはねきっとライバルがほしいんだと思うよ』

『ライバル?』

『コクリ』

りずはまた語り出した。

『芽里さんモデルやってるから皆勝てないと思ってエントリーする人が少ないの』

なぎは真剣に聞いている。

『だからね優勝してもどこか満足してない表情をしてたってここさんが行ってたの』

『ここさんが?』

『コクリ』

なぎには信じられなかった。

『だから最後のミスコンで思いっきり満足したいだからなぎをライバルと見込んで推薦したんじゃないかな』

『私がライバル』

『そう、推薦してもらったからにはなぎはそれに応える責任があるのよ』

『応える責任』

『コクリ』

なぎは少し考えたのち

『お姉ちゃん私頑張ってみる』

迷いを吹っ切りなぎは出場を決めた。

『それでこそ私の妹』

『ありがとうお姉ちゃん』

なぎに笑顔が戻ると

『グゥ~』

『あははごめんなさい』

なぎのお腹が鳴ってしまった。

『ほら戻ろう、ハンバーグ冷めちゃうよ』

『うん』

こうして迷いを吹っ切ったなぎは姉と共に夕食へ戻って行ったのだった。

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