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出会いそれは幸せへのフラグ Part1

「ええっと」


なぜか気がつけば花畑に立っていて目の前で女性が土下座している…訳がわからずとりあえず直前まで何をしていたか思いだす。

確か今日は仕事が休みで趣味の異世界小説読んでいてそれを読み終えたら腹が減ったのでコンビニに行って帰る途中雨が降りそうになったので急いで帰ろうとして駆け足で戻ってると急に視界真っ白になって気がつくとここにいた…

このままでは何も分からないので目の前の女性に話しかける。


「あのぉーすみません」

「本当に申し訳ございません!ごめんなさい」


話しかけて即答で謝罪された

状況がまったく分かってない俺はひとまず女性に土下座やめて顔を上げてもらう、顔を見た時の第一印象は美人だとすぐに思うほどきれいな顔立ちをしていた、純白のマーメイドラインのドレス姿に背中の中程まであるオレンジ色のロングヘアが良く似合う。もちろんスタイルも抜群である


「実は今のあなたが置かれている状況は私のせいなんです」


話を聞くと今いる花畑に水をやっていた所、足を引っ掛けて転んでしまったらしいその際持っていたジョウロを投げ飛ばしてしまいさらにそれが下界を見るための水鏡に落ちてしまったそうだ。

その後はだいたい想像がついたが落ちたジョウロが雷となって俺に直撃した

と言うことらしい。


「つまり俺はその雷にうたれて死んでしまったと」

「はい…そうなります」


うん、この女性ドジっ子決定!


「ちなみに俺はこの後どうなるですか?」


本来であれば死んだ人間は魂が輪廻の輪に戻り次の誕生を待つらしいそして待つ間に魂が洗われ無垢な魂として生まれ変わる。


「ですが今回は私のせい亡くなられているので選んでもらいます」


このドジっ子女性これでも女神らしくさすがに責任を感じているらしく次のような提案をしてきた。


「まずひとつ目は先程話したように輪廻の輪に戻り無垢な魂として生まれ変わること、ただその場合記憶は無くなります」


「そしてもうひとつは」


この展開は異世界小説が大好きな俺としては正直ワクワクが止まらない次の言葉はやっぱりあれだよな!


「私が管轄する異世界にて記憶を持ったまま新たなる人生を送ることです」

「はい!異世界でお願いします!」

「決断早っ」


女神さんビックリしてるけど俺にとってはこんなんは一択も同然である大好きな異世界小説のような世界に行ける迷う事などない。ただどういう世界かは聞いてみる。


「戦乱の時代は終わってますので比較的に現在は平和となっています。魔法が存在し人々は魔物などを討伐して素材を加工したり肉は料理にしたりして暮らしています。畑などで野菜などを作っている方もいます」


なるほどなるほど!だがしかし俺にとっては大切な事が聞けてないので聞く


「ちなみにその世界には人間と魔物しかいないのですか?」


「人種以外にも獣人やエルフ、ドワーフといった亜人種も生活してますよ」


グッジョブ!心の中で大きくガッツポーズを決める。何を隠そう俺はケモ耳が大好きだから!


「改めて異世界がいいです!」


「わかりました。それでは何かあなた固有の能力を与えたいと思います。異世界に行ってすぐに死にましたではさすがに寝覚めが悪いので」


いくつまでいいのか聞いたら固有能力ユニークスキルはみっつ程にして欲しいと言われた他の希少能力レアスキルぐらいなら向こうの世界でも珍しくあっても騒ぎになるほどではないらしい。それと固有能力ユニークスキルに数制限あるのは、


「昔、同じような方がいて望む数、固有能力を与えたところその人俺TUEEEEって暴走してお父様…主神の怒りに触れちゃったの」


神様怒らすって何やったんだよそいつは…


「それで主神が神雷でポシュッと魂まで消しちゃったの」


何それ怖い!


「だから害のないような能力スキルにしてね」

「了解、ワカリマシタ」


とは言ったものの異世界物好きな人ならこんな感じの能力スキルがいいなぁと考えたことがあるだろう。かく言う俺もそのひとりで固有能力ユニークスキルに関してはすんなり決めた。他の能力スキルに付いて一応女神さんに聞いてみる


「あのぉー女神さん」


「アッ私ルナフレアと申します気軽にルナでいいですよ」


「じゃぁルナさん向こうの世界は言葉とかどうなってるんですか?」


「そうですねぇあなたがいた世界にはない言語なので言語解読能力があった方がいいですね」


「他に向こうの世界の情報あります?」


するとおおまかにではあるが説明してくれた。まずゲームのようにレベルやステータスなどが数字表記されない一応生命力『HP』魔力量『MP』はあるがメーターのようになっている。ルナさん曰く


「誰だって当たり所が悪ければ1発で死んじゃうしレベルやステータスも若い時はいいけど歳をとったら普通は力も動きも下がるものじゃない、レベルやステータスが歳をとっても同じなんておかしいやめたの」


との事、代わりにジョブ《職業》がありそれによって能力に補正がつくらしい、ジョブ《職業》は才能がゼロでない限り一部を除いて誰でも好きなジョブ《職業》を目指す事ができるつまり努力次第でどんな者でもなれると言うことである。なら希少能力レアスキルもある程度方向性が決まったな


希少能力レアスキルはこんな感じで固有能力ユニークスキルはこの三つでお願いします」


希少能力レアスキルには言語解読能力、アイテムボックスの上位版のストレージ《収納》、全能力適性などを選んだ。言語解読能力は説明不要だろう、ストレージ《収納》はアイテムボックスと違って入る数に制限がない、全能力適性は才能さえあれば努力次第でいろいろできる向こうの世界で必要だと思ったから。

固有能力ユニークスキルに関しては…


「一つ目はわりと聞く能力スキルですねぇ、2つ目もなんとなく分かります、でも3つ目は聞いた事のない能力スキルですねぇ?」

「それはですね、俺のいた世界のマンガや小説の中で有名な能力がありましてその予防対策みたいなものです」


俺はルナさんに3つ目の能力スキル付いて説明する、この能力スキルはあったらいろいろ応用が効くんじゃねぇと思いながら昔から考えていたものである。


「確かに応用の効きそうな能力スキルですね、死が身近にある世界ですからわりとおもしろいかも」


ルナさんが能力スキルの確認をしながら何か入力してるようだ


「では向こうでの名前はどうしますか?元の名前だとものすごく浮いた名前になりますが」


俺はちょっと考え込むがゲームでよく使っていた使い慣れたやつが一番だよなぁ。この名前男でも女でも通用するからいいんだよねぇ


「じゃぁ、エルフィンでお願いします」


「エルフィンですね、次に主要武器ですが何にします?オーソドックスに剣にします?それとも槍や斧とかもありますけど」


「あっ、できれば弓がいいです」


正直剣みたいな直接切りつけるやつ手に感触が残りそうで嫌だ、それに昔から狙撃ゲームが好きだから!狙った所当てるのってものすごく快感なんだよねぇ(笑)


「はい、では戦闘ジョブ《職業》は弓士にしておきますね、これで弓士の成長速度が上がります、あくまで成長速度が上がるだけですから練習自体しないと成長しませんから気をつけて下さい」


最初から強いと育てる楽しみがないからね。


「サブジョブ《職業》については固有能力ユニークスキルに都合が良さそうなのを二つつけときますね」

「あっ、そうだ!あと運の上がるものもつけてくれません?運が悪いと何が起こるか分からないので」


ルナさんの方をじーーーっと見る

ルナさんは目を泳がせながらも 


「わかりましたぁ、それも付け加えときます」


そうやっていろいろな事を確認して決めていく。


「これですべてのセッティングが完了いたしました。ではいよいよ異世界に行っていただきますが準備はよろしいでしょうか?」


「ああ!いつでも大丈夫です!」


「わかりました。あなたが行く大陸はこちらです!」


そう言うと空中に地図が表示されてマスで区切られている。そこまではいい、そこまでは、ただ。


「あのぉールナさん?」

「はい!なんでしょう?」

「その手元にあるボタンはなんですか?」


地図が表示されると同時に現れたボタン…そしてマスで区切られた地図……

嫌な予感しかしない……


「はい!これであなたが行く場所を決めます!ポチッとな」


ルナさんがボタンを押すと地図の上でランダムに光が点滅をし始める


「いやっ!ちょっと!そんな方法!?」


慌てる俺をよそにルナさんは、何処が出るかな?何処が出るかな?っとテンポよく言っている、そうこうしてるうちにひかりが止まる


「は〜〜い!どこかの森に決定!」


その瞬間、浮遊感を感じ……落ちた。足元に穴が開いたようだ。

ルナさんが穴のそばで行ってらっしゃ〜いっと手を振っている


「マジ!?ふざけんなドジっ子女神~〜〜〜〜〜〜〜!!!」


こうして俺は穴の中を落ちてく

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