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017 総合ギルドと演習場

「先に総合ギルドで登録をお願いします。そのあとでこちらにお越し頂けますか?」


 ミヤビとナミは生産ギルドを見つけたので、手続きに入ったが無下に断られてしまった。どうやら総合ギルドでギルド証なるものを先に発行してもらわなければいけないらしい。

 場所を教えてもらって、外に出る。だんだん人が増えているのがわかる。混雑してなきゃいいけどなぁと思いながら総合ギルドを目指す。


「ミヤにぃ、ここみたいよ」


 ナミが先に建物に気付いた。

 意外に人が少ないように見えるが、中に入ってその理由がわかった。来訪者が多いので個室に入ると別次元に別れるようになっている。NPCはいくらでも増殖できるからこういうことが可能なのだろう。


 手続きをしてギルド証を発行してもらう。


「登録が完了しました。それではこちらがミヤビさんのギルド証、こちらがナミさんのギルド証になります」


 受け取りながら、受付の左側のドアに演習場と書かれていることに気付く。


「そちらの演習場とは?」

「こちらは試技を行ったり、各種レベリング試験を行う場所になっております。簡単な演習を行った後に、実技テストを行い、それに合格すればレベルアップとなります」

「経験値を貯めなくても飛び級としてレベルアップができるってこと?」

「はい、そういうことでございます。ただし、試験は難しいものになってございますのでご了承ください」


 少しでも早くレベルアップしたいこともあり、二人で相談する。


「利用は今すぐ可能なのかな?お金は必要?」

「すぐご利用いただけます、公の機関なのでお金は不要です。外部にも私設演習場はありますが、そちらは有料になっているところが多いかと思います」

「中に入るのは一人づつなのかな?二人一緒はダメかな?」

「パーティ設定をしていただければお二人で入っていただけます。中の講師も二人で対応させていただきます」


「どうする?行ってみるか?」

「いいとおもうよ」


 好奇心旺盛の妹で助かった。


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 中に入るとNPCから利用目的を聞かれた。

「【採掘】と【採取】のスキルアップをしたいのですが」

「はい、かしこまりました。少々お待ちくださいませ」


 しばらく待つと、マッチョNPCと、おばぁちゃんNPCが現れた。


「どちらが【採掘】スキルなのかな?」


 マッチョNPCが聞いてくる。


 ミヤビが手を挙げて返事をする。

「よろしくお願いします」


「じゃあ、お嬢ちゃんはこちらね」

 おばぁちゃんNPCがナミに手招きをする。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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