昭和、平成、令和なりー
機種変したのですよー、徒然に練習がてら、振り返るといたしましょう。
あははん、三世代またがってしまったわー、昭和生まれの秋の桜子です。凄いわぁ、一息に年を感じてしまうのは何故?明治、大正、昭和、このノリだからかしらん。
元号、色々ありましておもしろき世界です。かつて「明和」という号があったのですね、色々調べてたら出てきた逸話。この時、明和九年、になることなく、元号改元してるという記述が!は?たった九年でっせ?江戸時代といえどそれはなんやねん?
疫病が流行ったとかー、何か災いがあったとか?いえいえ、違いましたよ日本人、センスあるわね、江戸時代。なぜに改正となったのか、それは、さあ!皆様言葉に出してみましょう!「明和九」ですよー、
*** 明和九 めいわく、メイワクー!迷惑!バンザーイ!
との理由で、改元になったそうです。いいわぁ日本人って、この辺のお役人及び大人達の、素晴らしきおおらかさが、時代を追うごとに無くなって来た?様な気もしなくもない、平成とは、ブルーライトに照らされし時代がきたわ、でしたねー。
携帯のライトって!クリアで明るい!新しくなればなるほど、透明度が増してるような?そんな感じがしますね。はい、機種変したのてますよ。お利口さんになられて、まぁ、web音痴がついてくの大変です。閑話休題、灯りの話でしたね。
そう、近場で江戸時代のイメージからー。勿論、行灯、提灯、妖しくチラリと揺らめく炎、そして明治大正昭和、時代が進むにつれて、ぼんわりとした夜の灯り、朱色が黄色に白に、青白く光る、そんな感じを持ってます。
さてさて、平成に入りどんどん進化をし、お子ちゃま、シニアと、それぞれにモデルがある携帯電話、電話なのです。もしもしーって、使う物なのですよ、字からすると!しかしオマケ部分の開発が、もしもしーから描き書き、撮影ー、ポチっと送れる、あら、簡単、見てみてー!、てな機能が開発され、楽しい事に使える様にと電話が育っております。
この見てみてー、いいのですよー。海外でも日本国内北から南、そう、遠く離れていても、四角いブルーライトの向こう側には、リアルがあるのです。安否確認や、楽しいのおすそ分け、そういうのはいいですよねー。ほんわかとします。
犯罪の抑止、モラル向上、色々使える機能ですね。ハイ、真面目に淑女を演じないと、お外で何かやらかしたら、第三者に、お!オモロイやんけ!って撮られてるやもしれませんね、私はよく珍行動するらしいのです、あれ?そんな事無いのですが、うーん?で、この、動画すーぐ鮮明に撮れまっせー、保存できますよー機能、いいのですけどね、はっきり白黒出来るのですよねー、ネズミ色が無いのですよねー。ハイ、意味がわからん?ならば寸劇を。
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時は昭和、ある夏場の午後、草刈りをしていたもののけの里人Aに、Bが話しかけた。
B「おい、昨日の夜中やけどな、お前の家の倅、単車にのっとったぞ、えーんか?免許ないやろ」(少年、15歳)
A「んあ?うちのが、のっとった?ほんまかいな」
B「んあ、寄り合いの帰りにちらっと見たんじゃわ、お前の家の単車やったような?」
A「(あのアホ!勝手に乗るなや)?うちの倅家に昨日おったんやけどな」
(とぼける)
B「ほう、そうかいな、暗いし見間違えたか、すまんな、まぁ、気いつけいやって、言っといてくれや」
A「まあ、ごんたくれやさかいに、心配かけて悪いな」
ええってー、と二人は別れた。ネズミ色ですなぁ、線引きが、これが平成になると、こうなる。
B「お前の家の倅、単車のっとったけど無免許やろ?」
A「?家におったんやけどな、!なんやねん携帯が。お前から?」
B「見てみいや、証拠は撮っとるんや」
Aの携帯電話に、動画が送信されてきたー。アハー!撮影されてたのか、少年よ、悪い事はできないな、誰かに撮られているのだよ。そして何か物凄く、証拠映像、これで「悪」感じがパワーアップ!うーん、悪い事をしているのですけどね。そうなのですが、こう断罪の様な感覚が、どうにも慣れませんー。甘ちゃんです。
よくある悪ノリの投稿動画、ああ!遊びの延長が!映像になって流れてるー!ちょっと待て、それをする前、考えよう、明日の自分がどうなるかー。なんて標語が浮かびます。一昔前なら、証拠隠滅して、青春の悪ふざけの1ページとして、仲間の脳内に置かれる、
年取って、「俺たちバカやってたよなぁ」なんて話になる。
そうだったのですよ。しかし今は、色々な行動が動画撮影により、命を得る、そして情報の世界でそれが独り歩きをして生きて行く、ひゃー!個人情報保護法とか有るけれど、無いも同然な感じがいたします。
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今の小学生って、大人しいよなぁ、これは我が息子のお言葉ですよ。息子は小学生の時はバカやってたよなぁと言います。うん、母もそう思う。イタズラ大魔王と、言われてた小学生でしたからー。主に先生に対して、可愛らしきイタズラを仲間と共に仕掛けてたそうです。
「今どき珍しい事を考えますね、今朝は僕の机の上に、鹿の頭蓋骨が置いてあったのですよー」
あははん、家庭訪問の朝に何をしてるの、すみませんもう、何をやらかしてるの、と謝る母、それを隠れて眺めてる息子。とりあえず親に迷惑をかけない程度に、バカやろうとぼちぼち思ったそうですよ。ちなみに鹿の頭蓋骨は、我が家の田んぼに、春先に転がってたのを彼は拾ってたのですね。何でも拾うな息子よ。
その後は、興味ある事を色々やってみたそうです。例えば、雨降り前に杉の木は、揺らて花粉を飛ばす、そんな事を習えば、行動あるのみ!友人二人と、校庭の杉の木を、揺らしてみよう!どうなるかー!
「すっごい、モウモウと花粉が煙になるのが目に見えた!めっちゃ黄色いねん!で、先生に怒られた」
そりゃそうだろう、花粉症の先生居られるのだから、何をやってるの、そんな彼は、傘は持てば壊す事1日、チャンバラやら、アチコチ突くのですーぐ壊すのです。何本買ったやら。怒っても叱ってもカエルの面に何とやら、馬の耳に念仏、暖簾に腕押し、そんな諺が当てはまるので、そのうち母も言わなくなりましたね。そしてこうなるのです。
「傘壊れた!明日雨降りどうしたらいい?」息子
「赤いのが有るからそれを使え」母
「えー!赤いの」息子
「自分の愚かさを実感しろ」母
仕方無しに赤い傘を使い、それから壊さなくなりましたね。この年の男の子って、色にこだわりがありますから、そんな彼は大人になった今では何でもええわ、となっておりますがー、
「濡れなかったらええわ、赤でも黄色でも、傘やし」息子
そして今、彼にバカについて聞くと、
「小さい頃に追求したからな、もうええわ、ようあんな事に情熱を傾けたわ」
なんて事を言っております平成生まれの平成育ち。お前もオッサンだな、そんな我が家の悪ガキトップは、勿論旦那様ですけどねー。過去に色々やらかしておりますとも、ハイ。こんな会話が平成最後の夜に、テレビ見ながら交わしてましたよー。
テレビから、尾崎豊氏の、盗んだバイクでーとの歌が流れて来ましたよ。息子のツッコミが、入りますね、
息子「盗んだバイクやって、親父や!親父!」
父「あー?なんやねん、人聞き悪いな」
息子「無免したって言っとるやん」
父「盗んではない、ワシはな、とりあえず」
息子「とりあえずって、何やねん、とりあえず無免はしたと」
父「若気のいたりや」
令和になりましたねー。もののけ里は田んぼに水があたる季節になりました。蛙が合唱しておりますよー。
山笑う季節、木々がもりもり盛り上がる、
生命の息吹、鮮やかな新緑と共に新しき時代が始まる、
幸多かれとけろけろ、ゲロゲロ蛙は唄う、五月一日令和の夜に……