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魔王の花嫁  作者: 真麻一花
おまけ。
64/65

エイプリルフールでした。

■エイプリルフール ~35話の後に36話として嘘の続き乗せてました☆~■



 白竜の背から見つめる山の向こうはまだ遠い。

 刻々と過ぎる時間が焦りを生みだし、フリーシャの胸を占めてゆく。

「黒騎士……」

 小さくつぶやく。

 今、彼が側にいたのなら、この不安は和らぐのだろうか。彼を、今、どうしようもなく求める。

「フリーシャ……」

 白竜がつぶやくように名を呼んだ。

「なに?」

 気丈なフリーシャに、白竜は躊躇いがちに口を開いた。

「本当は、言わないつもりだった。私は、こんな姿になってしまっていたから。だが、それでも、魔王などにやってしまうぐらいなら……!!」

「……白竜の王子?」

 フリーシャは戸惑いながら彼を見つめる。

「忘れているのなら、それで良いと思っていた」

「なんの話を……」

 思い詰めたようにつぶやく白竜に、フリーシャは困ったように問いかける。

「幼いそなたは、愛らしかったな。黒衣の私に、そなたが……」

 懐かしむようにつぶやく白竜にフリーシャはまさかと動揺する。

「……白竜の王子!!」

 耐えきれず叫んだフリーシャに、白竜はわずかに憂いをふくんだ笑みをこぼした。

 そして静かにうなずくと、高らかに宣言した。

「……黙っていたが、実は、私は白竜ではない………黒竜なのだ!!」

「……はぁ?」

 突然、白龍のその体が黒く染まる。


「だ、だから、私が黒騎しゅ……がふっ」





* * * *




大事なところで噛みました。気持ちの良い4月の幕開けです。4月1日ですね!!(爽やかに微笑みながら)


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