どうでもいいはなし。と、本編に関係のない裏設定。
拍手に乗せていたの、そのまま転載。私のツッコミ(?)付きです。
どうでもいいはなし。
■17話 白竜2より。■
『アトール……そなた、今更なに顔を出している。顔を見る時は、呪いの解き方を見つけた時だと言っておろうが!』
竜が幻影に今にも食らいつきそうな勢いで怒鳴った。
その怒りに燃えた赤い瞳が、アトールをとらえる。
「おおお……王蟲が怒りに我を忘れておる。王蟲の怒りは、大地の怒り………」
「………(怒) 目が赤いのは、生まれつきだ(青筋立てながら)」
と、いうのを、入れたかったです。(やめなさい)
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■18話 白竜3より■
フ「竜の王子、こんなのれんみたいな人に意地を押し通しても無駄だと思うの」
ア 『人をのれん扱いするなよ』
フ「じゃあ、ぬかで」
ア『俺が悪かった、のれんで頼む』
フ「ぬかで」
白『ぬかだな』
フ「釘もおまけにつけておきますので、刺しておきますか?」
白『俺がやろう』
ア『……Σ( ̄- ̄!!』
ぬかに釘な話が、いつの間にやら丑の刻参り的な何かに。
和風ファンタジー!
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■18話 白竜3より■
「~~……私は、そう言うのってすごく大切だと思うの。
そういうことが当たり前にできるあなたはすごいと思うし。
一つの考えにとらわれるのって、すごく損だもの。
・
・
・
・
~~……よって、感謝を口に出して伝えると言うことは、とても大切なことなのです。
それは、相手を認めると言うことであり、居場所を提供すると言うことでもあります。
ここは、あなたの帰るところ。「おかえりなさい」いつでも私はそう言ってあなたを迎えるでしょう」
フリーシャ教、発足。
書きながらうさんくさい事言ってるな、とか思ったのは内緒なのです。
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■21話白竜6より■
「あきらめたらそこで試合終了よ」
『………………試合…………………?』
「………(こくり)」
『………何の………?』
「姉様争奪戦 (きっぱり)」
バスケではありませんでした。
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■本編に全く関わりのない裏設定の話。■
マージナルの魔術師は色素が薄いほど魔力が大きい傾向にある。
色素が薄く個体としての力が弱いために魔力が発達した。
マージナルの王家は望まれて必然的に特にその傾向が強い個体として生まれ、アルビノとして生まれた白竜の王子はかなり大きな魔力を持っている。
ちなみに、王子の名前は最後の方まで出てこないのですが、単に考えてなかったからで、名前が出てこないことに特に意味はありません。
名前を知られると使役されるとか、うっかり魔王に名前を知られてフリーシャに襲いかかるとかいう展開はございません。
……やっときゃよかった。
『フ、フリーシャ、に、げ、……ろ……!!』
「白竜の王子……!!」
あなたに攻撃をしたくはない……!!
とかやりながら、「骨折ぐらいなら平気よね」とか言って遠慮なくしとめました。
まあ、そんな感じで、基本は外さない感じで。
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■31話 魔物3より■
「まずはあなたからよ」
さあ、どう出る。
最初は――。
フリーシャが相手の出方を確認しながら手を握りしめると、魔物もまたフリーシャに向けて拳を向けてきた。
そしてすぐさま魔物が動いた。フリーシャもそれに合わせて腕を振る。
魔物の拳が再びフリーシャに向けて伸びてきた。
それをあざ笑うかのようにフリーシャの開かれた手のひらが差し出される。
「く……!!」
魔物がうめくように声を漏らした。
その前で、フリーシャが艶然と微笑み、言い捨てる。
「敗北を噛み締めるが良いわ」
フリーシャ、じゃんけん勝利!
やっぱり、最初はグーですよね。
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■33話魔物5より■
魔物は、フリーシャににっこりとほほえみかけると、恭しく美しい所作で礼を取った。
「御意」
フリーシャは魔物に促されるままに進む。
「こちらへどうぞ、お嬢様。ご注文はいかがいたしましょう」
執事喫茶。
個人的に、この魔物には執事萌え。
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■本編には全然関わりのない裏設定ぱーと2。■
アトールは町医者をしながら、一人の男の子に医術を教えていました。
年はフリーシャと同じぐらい。
ちょっぴり生意気でやんちゃだけれど優しい男の子です。
時折やってきて、アトールを独り占めするフリーシャに絡むのが趣味……じゃなくて、
おてんばさんでちょっと上から目線で、どこか品のある美少女にほのかに恋心を寄せつつ、素直になれない少年です。
彼は、アトールが魔術を使える事も、フリーシャが魔術を教わってる事も知りません。
本当はフリーシャが旅立つときアトールの元で少年と絡ませて、フリーシャが実は美少女設定という事を、書くつもりでしたが、
構成の関係上、彼の存在を、全撤去。
フリーシャが実は美少女であるという記述は、一切語られる事がないまま終わります。
………主人公なのに。
マーシアが美人過ぎるので、いつも一緒にいるフリーシャは比較対象として劣るだけで、実は美少女なのです。基本は外しません(重要ポイント。にもかかわらず明記されず)。
ついでに、フリーシャはマーシアのおまけ的セットで国王に愛されています。
なので、割とかわいがられているフリーシャは、国王(父親)への嫌悪感はそれほど持っていません。
ということで(前後の脈絡が……)、
アトールのセリフに「俺の弟子はどいつもこいつも…」というセリフがありますが、あれは
白龍とフリーシャの事ではなく、少年とフリーシャの事でした。
まあ、白龍と思ってくれても全然問題ないので、そのままにしてあります。
作品に全く関わりのない裏設定ぱーと2でした。
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■本編には関わり合いのない裏設定ぱーと3■
マーシアには両親ともに血のつながった妹が一人います。
マーシアは年の離れたその妹が母上の関心を独り占めしているように見えていたので幼心に嫌いでした。
その頃にマーシアは、母親を亡くしいつも異母兄弟や大人たちから虐げられていた異母妹であるフリーシャの存在に気がつきます。
いい気になってフリーシャを虐めている異母姉妹の得意げな様子が、母上を独り占めしている妹を連想させ、気に入らず、フリーシャを助けます。
そのときの、幼いフリーシャが見せた信頼と尊敬のまなざし、マーシアにひたすら懐いてくる様子が、マーシアの優越感をくすぐりました。
その日から、マーシアは、フリーシャを守ってあげようと心に誓ったのでした。
幼児期に出会った二人の、優越感たっぷりのマーシアと、庇護先としてマーシアを慕うフリーシャの関係ですから、すぐに破綻が起きます。なので、この姉妹はケンカしまくっています。
でも、フリーシャが「ねぇさまぁぁぁ」と号泣するとマーシアは許してしまうし、マーシアがばつが悪い思いをしても、フリーシャの一途にマーシアを慕う気持ちはすぐに怒りを忘れて元通り。
マーシアはどんなに怒っても、自分以外の誰かがフリーシャを虐めよう物なら、絶対に許さないという、割と独占欲の固まりのお姉さんでした。
よく遊び、よくケンカし、不思議なぐらい健全に仲良く成長した二人でした。
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■46話 出会い2より■
本編にはあんまり関係ない裏設定ぱーと4
46話目の本編に入れられなかった補足を。
嫌、別に、どうでも良いんですけどね。書いていない以上は、どうとでもすきなように取っていただけると……。
でも、まあ、一応、裏設定と思っていただけると良いかな……?
「人の身でありながら、幼い頃より魔物として生きるのは、たとえ魔王の花嫁とはいえ、その命を歪めやすい」
この言葉の、命をゆがめるというのは、精神に異常をきたす、という意味にとっていただけたら、ぼちぼち意味が通じるでしょうか。
魔物は「子育て」をしない設定です。生んだら生み捨て。
でも運命の花嫁は、力だけ魔物で、心と体は人間のままです。その子供が「他人に興味がない」魔物の中で育つという事は、幼児期の人間には、とてつもなく恐ろしい事です。自分の存在意義の有無の問題と言っていいでしょう。なので、寂しさと、他者との関わりの少なさと、それを基盤とした上に最高の力を持つが故の全能感が築かれ、心の発達がいろいろとよろしくない影響が出やすくなるのですね。
はっきり言って魔王は、花嫁の心が病んでいても、側にいさえすれば幸せだから問題はないのです。病んでるが故の奇行や犯罪的凶行を起こしたとしても、魔物はそんなモノなので、ノンプロブレムです。でも、寂しさや苦しみを埋めるためのそう言った行動では決して心が求める足りない部分は埋まることがなく、むしろ花嫁自身が苦しむので、それは避けたかったのですね。
意外にも本気で、断腸の思いで、魔王はフリーシャを残していったのでした。フリーシャ、実は愛されています。間違えたけど。間違えたけど。間違えるなよ。
どうでもいい裏設定ぱーと4……(だっけ??)でした。
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活動報告に載せた、本編に関係ない裏設定。パート5
アトールは、最後まで、謎のままの人です。なんか、作中に彼のバックグラウンドを表に出す要素が一つもないです。
なので、ここで一つ、本編に関係ない裏設定を………。
魔王が主語抜きでぽろっとこぼしていますが、アトールは魔物の血が混じっている混血の人です。
でも、基本的にほぼ人間です。ちなみにクオーター設定です。
魔物の血が混ざっているせいで、異常なほど長寿になっているだけです。つまりは、細胞の回復能力、再生能力が魔物の血の名残なのですね。
それ以外は、ほとんど人間と変わらないのです。
だから、魔物には見えるようにつけてあった魔王の印にも気付きませんでした。
といっても、それが全てではありません。遺伝子という物は恐ろしい物ですから、どっかでちらっと、魔物の血が発露することもあるかもしれませんが。
でも、基本は人間なのです。(しつこいw)
……本当に、どうでもいい話ですみません………orz