第5話 ???
「…よ…トウよ…」
う、うぅ~ん…
「サトウよ…目覚めるのだ…。」
な、なんだ…?誰だ、我が眠りを妨げるのは…。
「それ、どちらかといえば我のセリフ…。」
「ん?なんだここ。真っ暗だ。」
「おお、ようやく目覚めたか。ここはおぬしの夢?というか頭の中だ。」
「ゆ、夢ぇ~?お前、誰だか知らんが人の夢で何してんだ!!出ていけ!!!」
「お、おい!ちょ待てよ。人生最大のピンチから救ってやったというのに、あんまりではないか?」
「ん?人生最大のピンチ?」
「そうだ。お主、酒に酔って全裸で高速道路に走って侵入したであろう?」
「え、ああうん。うん?なんでそんなこと知ってんの?ってか、それ転移前の世界の話で、俺と、転移直後にぽろったラライさんしか知らないはずだけど。」
「ふっふっふ、我は知っているぞ。なぜなら、我こそが、お主を召喚した者だからだ!!!」
「…はぁ~~~~~~~?て、てめぇか!?!?てめぇかよ!!!!アァーーッ????」
「な、なんだ急にうるさいな!土下座しながら思っていたではないか!誰でもいいからこの場から連れ出してくれ~~~~って!!!」
「う、うるせえ!!!!!連れ出された先の世界がこんなカオスな場所だとは思わねえだろ!!!!!!」
「お、お主こそうるさいわ!!!!言っておくがな、我の召喚術はこの世界に「「適正」」がある存在ではないと呼び出せないのだ!!!!!つまり、お主はこの世界のやつらと同レベルのひっでえ存在だというわけだ!!!!!!ぶわっはっはっはっは!!!!!!!」
「お、俺が…原始人、喋るゴリラ、Pantyじじい、拷問サイコパスと…同じ…?」
「そうだ!!!!お主は同じなんだよ!!!!!!」
「ギ、ギィィイイイ~~~~~~~!!!!貴様、何者だ!!!!そろそろ正体を明かせ!!!!!」
「ふっふっふ、我こそは魔王!!!!!我は滅びてなどおらぬ!!!!!!」
「は?魔王?倒されたんじゃないの??」
「馬鹿め、あんな原始人どもにそう簡単に滅ぼされてたまるか!!!!」
「でも、負けたんですよね?」
「まだ負けてなどおりませぬ!!!!」
「負け惜しみ、だなぁ。」
「う、うるさいうるさい!!!!」
「四天王は全員やられてるんでしょ?」
「ああ、やつらは完全に死んだ。まぁ、ちょとアレな子たちだったから…。」
「そのアレな子たちの王が何をいってもねぇ…。そういや、四天王のうちズズド、ジャーヴラ、ロシテは知ってるけど、あと一人は?」
「ん?あと一人は我だが?」
「…は?」
「いや、最後の一人は我だ。四天王、なのだから王が入っていてもおかしくはあるまい。」
「いやおかしいだろ。四天王って全員同格なんじゃないの。お前王なんだから四天王より上の存在であれよ。」
「…じゃん。」
「はい?」
「だって我だけ仲間外れみたいで寂しいじゃん!!!!!!!!」
「は、はぁ~~~~????かぁ~あのアホな部下たちにしてこの王あり、だなぁ~~~~」
「う、うるさいうるさい!!!!」
「なんなのこの残念魔王。」
「残念魔王って言うな!!!!!!」
「ってか、残念魔王はなんで俺を召喚したわけ?」
「…からだ。」
「なにぃ?もっとでかい声でしゃべれよ!!!」
「だぁかぁらぁ!!!!!誰も我の声に反応してくれなくて寂しかったから、話し相手が欲しかったの!!!!!!!!」
「は、はぁ~~~~~~~~?????こ、このおばか!!!!!お前のくだらない願望のせいで人生滅茶苦茶になったんだぞ!!!!!!!!」
「だ、黙れ!!!!お主の人生あのままでもめちゃくちゃだったわ!!!!!!」
「き、きぃ~~~~~~!このダメ魔王言ってくれやがってぇ~~~~~!!!」
その後、ダメ魔王と取っ組み合いのけんかをしていたら、気づいたら朝になっていた。
はぁ、まさかこんな形で俺が召喚された理由が判明するとは…。
現在カクヨム様で新作長編を連載中です。
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