第七話☆アルミの小物入れ
アルミの星の記憶☆スピンオフ第七話
アルミの小物入れ事件
「スキッパー、見て見て!」
私は得意げに、ピカピカ光る箱を差し出した。
「アルミで小物入れを作ったの。軽いし丈夫だし、これでなんでも収納できるよ!」
スキッパーはふむふむと頷きながら、中に工具を放り込んだ。
……数時間後。
「おいユウ! 中が錆びてきてる!」
「えっ!? なんで!?」
慌ててのぞき込むと、鉄製のドライバーがアルミに触れて、表面がまだらに変色していた。
「異種金属の接触腐食ってやつだな……」
スキッパーが頭をかきながら説明する。
「じゃあ、内袋を入れれば大丈夫よ!」
私はさっと編み棒を取り出し、アルミ繊維で内袋を作った。
……数分後。
「ユウ……それ、結局アルミ同士じゃないか?」
「えっ」
「余計にややこしくなってるぞ」
中身はますますピカピカに光って、どれが工具でどれが袋かわからない状態になった。
「うぅ〜〜ん!頑張ったのに!」
私が頭を抱えると、横からひょっこりサンドラが現れた。
「布の袋を編めばいいんじゃないですか?」
にこっと笑ってそう言うと、スキッパーが大きく頷いた。
結局、小物入れの中に布の巾着を入れることで、ようやく落ち着いた。
アルミは扱いが難しい。けれど――失敗もまた、ちょっとした笑い話になる。




