表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界旅行記(試作)  作者: エビフライ侍with塩とせうゆとあと天汁
2/3

第一話α 「異世界への第一歩」

ーーーーーー


 意識が途切れ、目を覚ました彼が見た景色は薄暗く古びた坑道であった。

「・・・・」

意識が朦朧としている中まっすぐな道を歩いている。

「ここはどこだ・・まだ夢の中にいるのか…」

彼は、ぐるぐると思考を廻らしているうちに

段々と自分の意識がはっきりとしていった。

「俺…いや、私はさっきまでは自分の家で寝ていたはず。」

「いや、あの時水兵の格好をした奴に転生がどうだか言われて」

「船に乗らされたんだったな…」

だが、さっきから自分が家に最後にいた時の事、現代日本の知識しか頭に思い浮かばない。

「くそぅ…自分の名前がさっきから全く思い出せない」

視界を凝らすがピントが上手く合わずうっすらとしか見えない

「それにしてもこう暗くては自分の身体が良く見えない」

水兵の男に手渡されたモノがあったことに気が付く。

「そうだあの時…」

その時、背後から誰かが歩いて自分がいる場所に歩いてくる音がした。

 咄嗟に隠れやすい物陰に隠れると、作業着を着た170センチ位の身長の大男がこちらに歩いて来ていた。

「全く、せっかく新しく人形や囮役を仕入れたってのによぉ」

「昨日ここに輸送中にエーテルの暴発に巻き込まれやがった馬鹿な運送屋のお陰でぇ」

「貴重な頭数を台無しにしやがってんだ…」

作業着を着た男がそうぼやきながらランプを持ちながら見回りをしている様子で巡回している。

「(咄嗟に隠れてしまったが、あの男は何者なんだ?)」

「(この暗さだから気付かれてない様子だしあの男の後をつけてみよう)」

そうすると作業着を着た男が歩いていく方角に後をつけて歩いていくと

古ぼけた坑道の風景が段々と機械的なパイプがあちこちに広がる通路に変わった。

 いくつもの部屋の扉が見え迷路の様な雰囲気があり幾何学模様をしていた。

呆然としていると複数の人間がこちらに歩いてくる音が聞こえてきた。

やっと我に返り自分が置かれている状況を理解してきた

「(不味い、ついうっかりと泥棒みたいに後をつけてしまった。)」

「(ただでさえ、ここがどこだかわからないのに勝手に入り込んでいたら)」

「(何されるか分かったもんじゃない、何処かに隠れなきゃ)」

どこか開いている部屋がないか探していると運よく開いている部屋を見つけ大急ぎで

駆け込み扉を閉めた。

 部屋に入ってみるとそこには、見たことのない設備が幾つものみえる。部屋の中央に光源がある部屋だった

「入ってみたはいいが、ここは何の部屋だ…」

彼が部屋の光源に近づいてみると

「何だあれは……」

部屋の中央には何と12メートル台の巨大なロボットが鎮座していた。

ーーーーー

 

この時の私は、突然異世界に転生という形で放り込まれ自分の名前が思い出せない中で

只々、目に映るものに興味を示すだけであったが自分の置かれた本当の状況が理解できてないでいた。


?????:

謎の人物に異世界に転生させられた本作の主人公。

自分の名前は思い出せない

異世界に転生する前は、何処かの企業に勤めていたらしい?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ