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73.パーティと共闘

迫り来る2組の魔物を前にフィーネが弦楽器を取り出し、前の曲とは違う少しテンポの速い軽快な音楽を搔き鳴らし始める。

すでに目視で確認できる距離まで近づいている魔物に対し、左右の大盾を前に出し構えるガイファさんとクオさん。そして、その後ろにシャウさんとユニーさん、そして僕が構え、後方に魔術師のピータさんが詠唱を開始した。


後方ではフィーネが軽快な音楽と共に歌を歌い、そしてメロディが終わると同時に不思議な高揚感に包まれる。


【解析】


【Name】 タカヤ

【age】 18歳

【職業】 (1.魔術師・暗殺者(転移者) 2.自由人 )3.魔物使い

【状態】 火歌の加護※大地の上にいる時に限り有効。力上昇(中) 体力上昇(中)残り29分


『凄いですね。マスター魔法とは別に攻撃力と防御力 HPが増加しています。風歌とは違う効果のようですね』


ポシルも歌の効果を受けて、その効果を実感しているようで触腕を振りやる気を漲らせた。


「どー せいっ!!」

「ふんぬっ!!」


両手に持った身長と同じ丈の大盾を両手に構え気合いを入れて、ガイファとクオの2人がロックリザードの前に盾を突き出す。

この大楯は所々に突起が突き出し、防御と同時にダメージも与えられる作りとなっている。

大きな衝突音が響くと同時に、血だらけのロックリザードが跳ね上がりリザードマンナイトが投げ出される。


「「がっははー。そりゃ《フルスイング》!!」」


さすがは双子。台詞も動作もシンクロし2体の前脚の浮いたロックリザードAの左側面そしてロックリザードBの右側面に対し、大盾による力任せの一撃が加えられる。

すでにバランスを崩していたロックリザードにそれを防ぐ手立てもなく飛んで行き、跳ね飛ばされたロックリザード同士で衝突し、さらなるダメージを与えた。


「うわー。強いな」


大楯による一撃と衝突したショックで完全に動きが止まったロックリザード達に容赦の無いトドメの追撃が加わる。

ユニーさんの弓矢による攻撃は、正確にロックリザード達の目を捉えその矢による一撃はロックリザードの脳まで届き絶命させた。

流石にベテランのパーティ。連携に無駄がない。


ロックリザードへのトドメと同時に、ピータさんの炎魔法の詠唱が終わる。

「顕現せよ《ファイヤーランス》」


8本の炎の槍が2体のリザードマンナイトに向かって射出される。

高速で射出されたファイヤーランスはロックリザードから投げ出されバランスを崩しかけているリザードマンナイトに向かいまっすぐ飛びその体を貫かんとしていた。


「やった!」

あまりにもキレイなタイミングに直撃を確信したシャウさんが盛大なフラグを立てると同時に


「「グワァー!!」」


咆哮とともに崩しかけていたバランスを立て直し、両足をしっかりと踏み込み持っていた槍をファイヤーランスに向かい振り回す。


そして、8本のランスは1本も届くことがないまま霧散した。


そう少し強いといったのはロックリザードの事ではなく、この2体のリザードマンナイトだ。

ロックリザードはこの2体にとっての移動ための乗り物。土煙が足元を漂うなか、絶命した2匹のロックリザードを全く気にする事なく長い舌をチョロりと出しこちらに正対した。


リザードマンナイト(リザードマンLv50から進化)

【Name】アーグラ

【age】19

【Lv】 21

【HP】 1340/1340

【MP】 290/290

【力】 440

【体力】 250

【器用】 280

【知力】 120

【素早さ】210

【魔力】 160


【スキル】

ノーマルスキル

槍術<Lv7> 騎乗術<Lv5> 盾術<Lv3> 水魔法<Lv3> 水耐性<Lv4> 連怒・攻<Lv3> ※パーティメンバーが傷付くほど攻撃力または防御力をを上昇させる。(攻撃力・防御力はスキル取得時に欲していた一方となる)


リザードマンナイト(リザードマンLv50から進化)

【Name】イーグラ

【age】19

【Lv】 21

【HP】 1420/1420

【MP】 290/290

【力】 300

【体力】 410


ちなみにもう1体もネームドで能力も力と体力が入れ替わっている他はほぼ同じで、こちらは盾術<Lv6>で槍術が<Lv5> 連怒・護となっている。


そうこいつらは2体ともネームドモンスター。しかもリザードマンからLv50で進化しLv1に戻った後しっかりLvを上げてきている。つまりLv71以上ある計算だ。前に見たギランさんのステータスより高く、面倒なスキルを持っている。


「敵はリザードマンナイトLv21。しかもネームドです!右の1体は僕とポシルが引き受けます!皆さんは左の1体を!フィーネは物陰に隠れて待機して!」


『久しぶりのマスターとの共闘ですね。行きます!』


なんだか肩の上のポシルさんのテンションが非常に高い…。ついさっき盗賊相手にポシル無双をしていたが全く物足りなかったようだ。久しぶりのの共闘にワクワク感が物凄い伝わってくる……



ちなみにあれだけの盗賊を討伐すればレベルも上がってLv14から16に、硬化も<Lv4>→<Lv5>に上がっている。

僕は前回全く手を出していない関係で、据え置きな感じだ。


「おっタカヤくんは鑑定持ちか!助かった。了解した!」

「リザードマンナイトならリザードマンの進化系です!高レベルの相手ですガイファさん クオさんしっかりとお願いしますね!」


「「おうっ!!」」


シャウさんが答え、ピータさんがガイファさんとクオさんに檄を飛ばす。本当にこのパーティは良いパーティだ。

あまりスキルがバレる事はしたくはないが、僕の解析とは違い鑑定持ちでも物の判別とは違い、相当のLvでないと生物対象の能力まではわからない。背に腹は変えられない。必要最低限の情報はしょうがない。


肩の上のポシルを撫でつつ、気合を入れ直しリザードマンナイト、イーグラの元へ向かい走り出す。


久しぶりの投稿に関わらず読んでいただきありがとうございます。

これからも『転まま』をよろしくお願いします。

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物語の精査の合間に書いた小説を新作として公開致しました。
ぜひこちらもよろしくお願いします。

迷宮都市の料理人
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