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26.裏切りの代償

残虐な表現があります。

ご注意ください。

「がはっ!」

 何度目の殴打だろうか、ポシルを送り出してからおそらく数分しか経っていないが、数十分どころではなく数時間経っている気がする。


 代わるがわり、殴られ続け、パラライズタガーで刺される。体は麻痺していても痛みは感じる。

 いつまで殴られるのだろうか。

 早く早くこの痛みから解放してくれ。


 ゴッ


 ボコッ


 ゴッ


 ドスッ


 グシャッ


 まだ続く。


 痛い


 痛い


 痛い


 許さない


 許さない


 許さない


 ・


 ・


 ・




 体から麻痺が急に引いていく。


 ピロン!

【スキルー麻痺耐性ーを取得 】

 麻痺耐性<Lv1>

 ※麻痺に対して耐性を得る。耐性はLvに依存 最大Lv10


 ピロン!

 麻痺耐性LvUP <Lv1>→<Lv4>


 ピロン!

【スキルー打撃耐性ーを取得 】

 打撃耐性<Lv1>


 ピロン!

 打撃耐性LvUP <Lv1>→<Lv3>


 ピロン!

【スキルー斬撃耐性ーを取得 】

 斬撃耐性<Lv1>

 ※斬撃に対して耐性を得る。耐性はLvに依存 最大Lv10


 ピロン!

 斬撃耐性LvUP <Lv1>→<Lv2>



「来たか。」


 口元にポシルが麻痺回復薬を直接流し込む。

 同時にハイポーション並みの回復力のあるポーションと調合してあるようで、体の傷が一気に回復していく。


 スキルも色々取得したみたいだ。だが今は関係ない。


 《限界突破!》


【Name】 タカヤ

【HP】 115/180→360

【MP】 280/1820→3640

【力】 70→140

【体力】 60→120

【器用】 85→170

【知力】 80→160

【素早さ】95→190

【魔力】 190→380


【スキル】

 ノーマルスキル

 剣術<Lv4> 斧術<Lv1> 棍術<Lv1> 気配察知<Lv5> 気配遮断<Lv3> 採取<Lv4> 回避<Lv3>

 身体強化<Lv2> 魔力操作<Lv2> 魔力感知<Lv1> 魔力還元<Lv3>

 全属性魔法<Lv2> 解体<Lv2>

 モンスターテイム<Lv2>

 麻痺耐性<Lv4> 打撃耐性<Lv3> 斬撃耐性<Lv2>



 《全スキルLv 2倍 限界突破中最大Lv解除》



「お前ら全員許さない!」


 全身に魔力を纏わせさらに活性化させる。

 スキル開発の時とは比べ物にならないほど高めた魔力を火属性に変換する。


【焔弾】


【火弾】より圧倒的な火力を持つ青い炎を作り出し計36個を空中に浮遊させる。


「なっ!!なんで動けるんだ!麻痺はまだまだ解けないはずだ!貴様何をした!」

 比較的離れていてもこの炎の熱量が伝わるのだろう、全身に冷や汗をかきながら少しずつ後ろに下がっていく。


「ひぃー!」

 一番入り口側にいた大柄な手下が背中を向けて逃げ出す。


 指を手下に向け弾くと、炎の一つが高速で向かい胸に着弾する。

 あまりの高熱に一瞬にして焼け落ち、胸にバレーボール大の穴をあけ体が崩れる。


「動くな!お前らは絶対に許さないし、逃さない」


「ポシル今回は全部僕がやる。手を出すなよ。」


 その瞬間一斉に炎を撃ち出す。

 逃げる事を許さない高速の焔弾は手下とテイムモンスター達の胸を正確に撃ち抜き絶命させる。


 一瞬にして手下が全て倒され

 残されたのはゴーバ。そしてスズネの2人だった。


「さて、随分好き勝手やってくれたね」


 最大限の怒りは逆に、喋り方を冷静にさせる。


「もう誰もいない。誰も助けに来ない。」


「どちらが先に逝く?」


「タカヤ…。タカヤさん。私はゴーバに脅かされていただけなの!タカヤさんをここに連れて来ないと私は殺されていたの。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。」


「なっ。お前!お前が俺をコケにした野郎を嵌めて金に出来るって提案して来たんだろうが!前の首領の娘だからって置いてやったんだろうが!」


「知らない。私はあの街からゴーバに攫われて、脅かされたの!信じて。お願い信じて。」


 醜い。なんて醜いんだろうか。

 この後に及んで、なすりつけ合い助かろうとしている。


 助かると思っているんだろうか。

 自分は他者の命を弄んで、笑っていたというのに。


「じゃあ条件を出してあげる。」

「どちらか一人助けてあげる。お互いで自分のために戦いなよ。」


 瞬間。


「死ねー。」

 ゴーバの斧がスズネを襲い、スズネのタガーがゴーバを刺した。


「あっ あっ あっ 」

 肩からばっさりと斬られたスズネは声を出せずにこちらを見ている。もう助からないだろう。


「楽には死なせないよ。僕は介錯はしない」


「が が が や っ た ぞ お れ が や っ た た す か 」

「らないよ。そんなの」


 ゴーバの斧を掴み振り下ろす。

 絶望の顔のままゴーバは真っ二つに分かれ絶命した。


 《限界突破》解除。


 解除とともに一気に脱力する。



 《限界突破》


【Name】 タカヤ

【HP】 115/180→90

【MP】 20/1820→910

【力】 70→35

【体力】 60→30

【器用】 85→42

【知力】 80→40

【素早さ】95→47

【魔力】 190→95


 限界突破の解除とともに能力が半減する。

 2倍から一気に4分の1の能力低下に体がついて行かず、まともに立つことができない。


「ポシルありがとね。テイムモンスターは全部吸収していいよ。ただ魔石は残しておいてね」


 力のはいらない手でポシルを撫でながら、吸収の許可をだす。

 ポシルは嬉しそうにフォレストレッドベアの死体に向かい吸収を始めた。


「僕は少し横になってるよ。」

 初めての限界突破もそうだが、何よりも今回の一件は精神的に来るものがあった。


 神様に強靭な精神を望まなかったら僕は、僕を見失っていただろう。


 そう考えながら僕は眠気に身を任せた。



読んで頂きありがとうございます。

次話もよろしくお願いします。

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物語の精査の合間に書いた小説を新作として公開致しました。
ぜひこちらもよろしくお願いします。

迷宮都市の料理人
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