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20.名付けの可能性

順調にPVが増えてきました。皆様のおかげです。

この20話も楽しんでいただけると嬉しいです。


MP間違い訂正しました。

 手の上で訴えるオリジンスライムに集中すると、ぼんやりと何かが伝わってくる。


「ん?そうか名前か。名前が欲しいんだね。」

 嬉しそうに、1回大きく跳ねて肯定の意思を伝えてくる。


 名前か。

 これは大事だよね。定番だと【ライム】なんだけど、定番すぎるのもなんだかなー。


 うーん。


 スラリン、オリジンスライムだからリジン。

 違うなー。無限 可能性……infinity possibility インフィ ポッシ ポッシル ……。

 よし【ポシル】だ。無限要素はこの際無視だな。無視。英語苦手だし。。。


「よしよし。今から君の名前は【ポシル】だ。どうだい?」

 その瞬間、ごっそりとMPの殆どが持っていかれ、僕は魔力枯渇の症状をもろに味わうこととなった。


 この世界の魔物や魔族にとって、名付けの意味も、名付けをした主の存在も非常に大きい。


 そのことを僕ははまだ知らない。


 そしてこの名付けという行為は、モンスターにとって神聖化されている程の行為であり、それだけに格上の者から格下の者にしか、名付けが出来ないのは勿論のこと、名付ける者の魂の器の大きさで名付けられる数も違う。


 そして殆どのテイマーが、1体しか名付けることが出来ないため、モンスターテイマーの常識として最も強いか、最も可能性のあるモンスター1体に名を付ける。


 このように、最弱と言われるスライムに名付けを行う事なんて勿論あり得ないのだ。

 そしてそんな常識など、勿論知らなかった。


【ポシル】と名付けられた生まれて間もないスライムは、この瞬間、隆也という創造神ラノスの加護を持つ無限の可能性を秘めたマスターを持つ、ネームドモンスターとしてこの世界に顕現した。


 ピロン!

 モンスターテイム <Lv1>→<Lv2>

 初めて上がったな。

 メインの職業でLv1は流石に格好がつかないしね。

 これで一安心だ。


「マ ス タ」

「マ ス タ」


「この頭に響いている声は【ポシル】かい?」

 魔力枯渇状態を回復するため、座り込んでいると頭に言葉が伝わってくる。


「ハ イ 」


 念話というやつだろうか。

 伝えようと思い頭に念じると、会話が成り立つようだ。


 しかしまだまだ生まれたばかり。単語が少ないのも頷ける。


 オリジンスライム

【Name】ポシル

【age】0

【Lv】1

【HP】 10/10

【MP】 0/0

【力】 10

【体力】 10

【器用】 10

【知力】 10

【素早さ】10

【魔力】 10


【スキル】

 ユニークスキル

 吸収 透明化


 ノーマルスキル

 分裂<Lv1> 衝撃耐性<Lv1>


 ステータスにもしっかりと名前が表記されてる。

 というか名前つけただけで、ステータス10倍かー。


 それよりも成長させるのに、何食べさせればいいんだろう。


「ポシル?ポシルは何が食べたい?」


「ま りょ く マ ス タ」


「僕の魔力かい?」

 肯定の意思が伝わり、改めて魔力についてと定着について考える。


 オリジンスライムにとって偏った魔力は、定着の元になってしまうのだろう。


 ならばポシルにあげる魔力は、偏りのない純魔力もしくは、全属性の魔力。

 全ての属性が可能な僕だからこそ、やってみる価値はありそうだ。


「ポシル。これからちょっとやってみたい事があるから、魔力を僕以外からのも含めて吸収するのを待ってくれるかい?」

「う ん。 ま つ」

 肯定の意思だけでなく、ちゃんと念話も込めるとは。

 やっぱりポシルは可愛いな。


 ポシルを地面に待機させ、早速新魔法の開発に取り掛かる。


 現在の魔法関連のスキルは

【スキル】

 ノーマルスキル

 魔力操作<Lv1> 魔力感知<Lv1> 魔力還元<Lv2>

 水魔法<Lv1> 風魔法<Lv1> 光魔法<Lv1> 火魔法<Lv1> 土魔法<Lv1> 闇魔法<Lv2>

 となっている。残りは時空魔法と無属性魔法の2つ。


 名付けから今迄、魔力が回復するのをひたすら魔力還元のスキルを使いながら待った。

 今のMPは

 Name】 タカヤ

【MP】 1270/1270


 しっかりと回復した。


 まずは時空魔法からだ。

 体全体の魔力を増幅、集中し体全体を魔力で覆う。

 そして魔力操作により魔力を体外表面に留める。

 自分の今の立ち位置から、数歩先に移動するイメージを強くもつ。


 そう今から試すのは瞬間移動である。


 目一杯魔力を高め、イメージがハッキリと出来た!


【瞬移】

 一瞬にして体が消え、イメージした数歩先に移動する。

 瞬間身体中の魔力が一気に消費され酷い倦怠感に襲われる。

 どうやらMPをほぼ使い切ったようだ。数歩先でこの消費。

 この便利すぎる魔法は、効率も魔力もMPも足らなさすぎるようだ。


【Name】 タカヤ

【MP】 15/1270


 ピロン!

【スキルー時空魔法ーを取得 】

 時空魔法<Lv1>

 ※時空属性の魔法。Lvに応じた時空操作。時空魔法制御に補正。時空魔法威力に補正。

 よし。無事、時空属性のスキルを取得できた。


 突然消えて移動したため、ポシルが慌てた様子でこちらに向かってくる。

 地面を跳ねポヨンポヨンとポシル的には焦っているのだろう、パスを通じて感覚が伝わってくる。


「し ん ぱ い 」

「大丈夫だ。ちょっと魔力を使い過ぎたみたいだ。これから回復するよ。」


 再度座禅を組み、精神を統一させる。

 丹田の魔力を活性化させ、周囲の魔力を取り込む。

 そして全身の細胞全てに染み渡らせる。

 魔力還元のスキルを取る前よりも、スムーズに周囲の魔力を吸収できている。


 ピロン!

 魔力操作 <Lv1>→<Lv2>

 魔力還元<Lv2>→<Lv3>


【Name】 タカヤ

【MP】 5/1270→400/1450


 最大MPが増えたな、1000を超えている。

 それでも【瞬移】には心もとないな。でもやはり限界まで使うと増加率も多い。

 これなら無属性魔法の開発に十分だろう。


 無属性魔法。

 イメージするならば魔力に属性を付与し自然現象や科学現象を起こさせるのが各属性魔法。

 それに対し、純粋な魔力に属性を付与せず。魔力そのものとして操作、具現化させて使うのが無属性と言えるだろう。


 体全体の魔力を増幅、肩から腕、そして手を覆うように魔力を操作する。


 自分の腕がもう一本あるイメージを固め、肩先から腕が生えているように魔力の腕を動かし、腕先にしっかりと手になるよう5本指の手をイメージし目の前にある大きめの石を掴んでみる。


 結果、一切触れる事が出来ず、魔力の手は空を切った。

 再度動かすだけではなく、実体化のイメージを強め石に魔法の手腕を伸ばす。


「よしっ。今度はしっかり掴めた。やっぱりイメージ力が足りなかったか。」

 そのままのイメージのまま、再度言霊にて発動する。


【魔手】

 先程よりも、よりスムーズに魔法の手腕が伸びる。

 動きもより速く、力強い。慣れれば2本以上操作できるようになるだろう。


 ピロン!

【スキルー無属性魔法ーを取得 】

 無属性魔法<Lv1>

 ※無属性の魔法。Lvに応じた魔法操作。無属性魔法制御に補正。無属性魔法威力に補正。


 ピロン!

 全属性の取得により、スキル統合。

 水魔法<Lv1> 風魔法<Lv1> 光魔法<Lv1> 火魔法<Lv1> 土魔法<Lv1> 闇魔法<Lv2> 時空魔法<Lv1> 無属性魔法<Lv1>

 →全属性魔法 <Lv2>

 ※全属性の魔法。Lvに応じた全ての属性の魔法操作。全ての属性の魔法制御に補正。全ての属性の魔法威力に補正。


 よし!これで全属性になった。

 時空属性と無属性魔法は、結局資料室で調べる事なくイメージで出来てしまった。

 アニメやゲームでのイメージを、そのままトレースした感じだけど、なんとかなったな。


【Name】 タカヤ

【age】 18歳

【職業】(1.魔術師(転移者) 2.自由人 )3.魔物使い

【Lv】 8

【HP】 115/115

【MP】 280/1690

【力】 70

【体力】 60

【器用】 85

【知力】 80

【素早さ】95

【魔力】 190


【スキル】

 ノーマルスキル

 剣術<Lv4> 斧術<Lv1> 棍術<Lv1> 気配察知<Lv5> 気配遮断<Lv3> 採取<Lv4> 回避<Lv3>

 身体強化<Lv2> 魔力操作<Lv2> 魔力感知<Lv1> 魔力還元<Lv3>

 全属性魔法<Lv2> 解体<Lv2>

 モンスターテイム<Lv2>


 順調にMPが増えてるな。

 しかも魔力にも補正が掛かってる。問題はHPと体力か。

 ステータスだけだと、完全に後衛魔術師だな。


 さて、これでようやく本番に移れる。

 ポシルを胸に抱きしめ、街へ足早に戻っていった。


読んで頂きありがとうございます。

今日もう一話更新予定です。

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迷宮都市の料理人
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