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よくある説明回をしてみた。

失踪しない様生温い目で見守ってください(*∩ω∩)

目を覚ますとそこは白い天井だった…

俺は一度は使ってみたかったかのセリフを発した

「知らない天井だ…」


「あたりまえじゃろ、知らない世界なんじゃから」


「誰だ⁉︎」

俺が振り向くとそこにいたのは子供だった。

純白の衣を羽織った同じく純白の肌をもつ神聖さを感じさせるものだった…


「やっとおk…」

取り敢えず危なそうなので首をへし折ってみた。

【称号:最高神殺し未遂を獲得しました。】


ファンファーレと共にそのような声が聞こえてくる。

頭にハテナが浮かび首を傾げていると後ろから

「ななな何するんじゃいきなり⁉︎初対面の相手に即致命攻撃加えるとかお主獣か⁉︎全く儂じゃなかったら危なかったぞ…」

先ほどの少女が抗議している

「何で…生きてるんだ?絶対殺したのに…」

俺が警戒を剥き出しにしながら聞くと少女は首を折れない程度に傾げ

「何じゃ?自分の状況を知らんのか?リムルド‼︎出てこい!」

少女がそう言うと一息つかぬ間に八頭身のモデル体型の女性が少女の後ろに現れた


まるで…最初からいたかのように…


「何ですか?我が主」

「リムルド、何故此奴は現状を理解しておらんのじゃ?」

「それは、私が教えなかったからです」

「はぁ⁉︎おま、はぁ⁉︎儂そのせいで首折られたんじゃが!」

「えぇ、そうですね。ちょっとしたドッキリですよふふっ」

「お前、後で覚えとけなのじゃ」

「ちょっ、スキンシップじゃないですかぁ我が主」


俺の目のまえで少女とリムルドと呼ばれている女性の即興コントが行われる


しばらくして、話がまとまったようでこちらを向くと少女が何故俺はここにいるのか、少女は誰なのか話し始めた。


-------------------------------


長い長い話を聞き終えた俺は未だ信じ難い事実?に困惑を隠せずにいた。


「一旦整理させてくれ」

他に情報がないので少女の話を信じると


まず、俺は死んだ。理由は単純に心臓発作らしい。

俺は日本生まれ日本育ち。ただ少し一般人と違うのはジェフと呼ばれている犯罪者であることだけ。

勿論実名ではない。

確かTVの特番で初犯時にナイフを使ったことと酷く吊り上がった笑い顔のお面をつけていたことからジェフ・ザ・キラーになぞられ付けられたと言っていた。

別にあの時は殆ど殺すつもりは無かったんだけどね…むしろ過剰防衛ってのだし。


その後にまた同じような事を繰り返していく内に殺害する事へのハードルが低くなり結果数百人を殺した。

4人より後はお仕事だったよ。全員がこっち側に片足突っ込んでたから余計に躊躇は無かったかな。


誰への釈明ではないけど言わせて欲しい。

別に俺は快楽を感じてるわけではないからね?

殺る相手はちゃんと判断してる。敵じゃない人には優しいよ?駅で落し物とかよく届けてたし。画面の前の君勘違いしないでね?


「おーい、そろそろ戻ってこんか?この空間じゃ思念だだ漏れだから聞こえるぞ?お主儂の話のどこを整理しとるんじゃ」

メタい事してる最中なのに割り込んで来たので取り敢えず先程と同じく蹴ると避けられた。チッ

俺が舌打ちするとガッツポーズするのがムカつくな。

閑話休題

俺がここにいる理由。

それは死亡者からランダムで選ばれた。らしい

あまり突っ込んでも面白くないのでこの話は終わり。俺は興味がない事は話すのもするのも出来るだけしたくない派だ。


そうそう!これからが大事なんだよ!

「お前さん、心の中で叫ぶとか器用じゃな」

「うるせぇ!ロリババアは黙ってろ!」

「なっ…ひどいのじゃ…⁉︎」

「説明回でずっと空間に話すとか読んでる奴が想像したら痛すぎるって分かれよ!」

「メタいのじゃ」

「メタいですね我が主」

あ、そうだこの通称ロリババアはルフというこれからの世界の管理者。つまりは最高神ってやつらしい。

「ちょ、ロリババアは辞m「はい、この話も終わり!」

「酷いのz「それで!これからが楽しそうなんだよ!」

後ろからシクシク聞こえるが幻聴だろう。そうだろう。

それで俺はこれから異世界とやらに転移するらしい。

そこは魔法が存在する。

言い忘れてたけど俺は17。つまりそういうのが現実にあると分かればどうしてもワクワクしてしまうお年頃だ。

これだけで当然楽しみだ。

俺が転移する理由だが別に某ドラゴン○クエストの様に勇者になり、世界を救うわけでもないし、人々を恐怖に陥らせる魔王サイドでも無い。強いて言うなら村人C、良くて名前付きのモブだろう。

じゃあ、何故となるがそこにはちゃんと理由がある。

俺の今までの身体は当然地球にあるため異世界では転移体が必要だ。その転移体を異世界へのバッグボーンとして使うためらしい。

管理者でも外の世界から大規模な改変をするのは難しいらしい。

が、管理世界以外では出来る事が限られるため管理者が直接異世界にいく意味があまり無い。

と、そんなことで悩んでるときに地球の管理者がウチの死んだ奴いる?と持ちかけ、トントン拍子に話が進み今の状況になったらしい。

データ量が多いものは一人では足りないため何人も転移者はいるらしい。


まぁ、つまり自由に生きて出来るだけ死ななければ良いって事だな。

あぁ、魔法があるため文明はあまり発達しておらず地球より数百年遅れてるらしい。

魔法と科学は相性が悪いらしいけど科学の知識は必ず役に立つ!…はず。


まとめると、

・ルフという最高神が二度目の人生をくれるらしいので死なない程度に生きよう。


って事かな



「ん、なんとなく終わった様じゃな」

ロリb…ルフがそう声をかけてきた。

コクリとうなづくとルフは俺に近づき眼孔に指を突き刺した。

「ガァアアアアアアああおおおアアアアアアあああああああああああ」

あまりの速さに避けれなかった。

尋常では無い激痛に暴れていると暫くして指が抜き取られた。

俺は恐る恐る目を開けた。


そう、開けれたのだ。

その衝撃を受け止める暇なく、目の前の状況にただ呆然とした。


俺が立っている、棒立ちでこちらを向いて。

その横には

〔性別〕

〔年齢〕

〔身長〕

〔体重〕

〔目の形〕

etc………


数えきれないほどの項目が並んでいた。試しに性別を開こうと思うと開き

〔男←女〕

と表示された。

試しに変えてみると目の前の俺は俺の特徴を持つものの容姿は女性の肉体へと変化していた。


これはまるでゲームのキャラエディットじゃないか…

「その通りじゃぞ。すまんなさっきの腹いせで目に直接アクセスした。」

「反撃怖すぎるだろ……」

俺が陰鬱にそう言うとかっかっかと笑う。ムカつくな。

「すまんすまん、儂も大人げなかったのじゃ。それよりもこれの事を聞かんのか?」

棒立ち俺にクイっと顎でさす。

「癪にさわるけど…まぁいいや、これは何だ?」

「だからさっきから言っておるだろう?キャラエディットと言われるやつだと。二度目の人生を同じ姿で過ごすのは嫌だという奴が多くてな、転移者の初期所持ポイントを使用して容姿を変えれるのじゃ。最も変更して逆にポイントが増える事もあるがな。ほれ、子供や老人にすると肉体的にデメリットが多いから多少増えるのじゃよ。」


「……ちょっと待て、ポイントってなんだ⁉︎」

「ん?異世界で地球の感性で生きるのは困難な事もあるから自分である程度決めれる様にしとるのじゃよ。そしたら、後で文句も言われんしな。最もポイントは個人差があるのじゃが…お主は…うん、多いな。かなり」

「ん?ポイントは何で決まるんだ?」

「そうじゃのう…運でも決まるが…ポイントとは個人の価値じゃ。その人間の魂の質量で決められる。経験を積めば積むほど増えやすい状況下じゃな。その点でかなり稀有な生き方をしてきたお主は稼いだんじゃろな」

「ポイントは容姿だけのためにあるのか?」

俺が質問を重ねるとクックと喉の奥で笑い、

「なんじゃ、興味ある質問の時は素直で可愛い奴じゃのう」

「ほざけババア」

「グハッ⁉︎…せ、せめてロリをつけるのじゃ…精神が持たん……。」

「早く教えろよ」

「はぁ、此処まで乱暴な振る舞いはお主が初めてじゃ……儂はキャラエディットと言ったよな。つまりは能力値も決めれるぞ。まぁ、スキル系は消費ポイントが容姿と比べて尋常じゃないがの。」

「ふぅん…容姿は性別そのまま、年齢は10歳に。顔立ちは自分でもいい方だと思うから構わなくていい。あとは…うん?髪色と瞳の色はポイントがいらないのか?」

「全部ポイントをつけると堅苦しいと思ってな、数項目は自由にしてあるのじゃ」

「なら、髪は黒のまま……いや、漆黒にしてくれ。瞳はシアンブルーで頼む」

「かしこまりなのじゃ。では、能力値を表示するぞ」

そういうと今度は指パッチンで項目が変わった。さっきの目潰しは本当に腹いせかよ…

悪態をつきながら項目を見ると俺のイメージしているのと少々違った。

「てっきり色んなパラメーターがあるかと思ったらそういうのは無いんだな」

「そりゃそうじゃろ。ゲームみたいにしとるが現実じゃ。生命力なんぞパラメーターではみれんじゃろ?」

「確かにそうだな。じゃあ何の性能何だ?」

「基礎能力という項目もあるがあくまでこれは補助じゃ。経験や個体差の前では微々たるもの。最大魔力量。MPといえば分かるか? これも既に決まっておる。使えば増えるが限界は勿論ある。個体毎に違うから運じゃの。あとは…スキルと呼ばれるものじゃ。これからいく異世界では一定の経験が身につくとその経験がスキルとして獲得できる。最も、人物鑑定技術が無ければ本人でも表示として確認することは出来んがの。 まぁ、ただの経験とスキルではその結果に大きな違いがあるから有用じゃと思うぞ」

「スキル一択だな……ん?ネームドスキルってなんだ?」

「あぁ、それは転移者の専用スキルじゃよ。例えば翔とかならば敏捷性が上がったり、守とかなら頑強になるスキルが手に入ったりする。本来はすべて決め終えた後に渡すのじゃが久々に面白かったから今渡そうか」

ルフはそう言うと手に火を宿らせその手を俺の胸に押し付ける。

【要領Up大を獲得しました】

「お主の名前は瀟か…ふむ納得じゃな」

「瀟洒からか…確かにな。……なあスキルって強化は出来ないのか?大って事はその下もあるんだろ?」

「うーん、ある事にはあるが今上位スキルに必要な規定を満たしていなければポイントを無駄に使った事になるのじゃ。それでもいいか?」

「勿論」

「分かったのじゃ、ほれ」

要領を極めしもの(The gist)・心折者を獲得しました】

ん?要領を(ryは多分要領Up大の上位スキルだと思うけど心折者ってなんだ?

「なぁ、ルフ心折者ってなんだ?」

「神を呼び捨てに出来る奴も少ないんじゃがのう…ちょっと待て調べるのじゃ」

そう言うとリムルドが先程まで持っていなかった大きな本を手渡す。

それを床に置くとパラパラとめくり始めるルフ。

30秒後本を閉じ、立ち上がった。

「心折者は他人の心を折りやすくなるスキルじゃの。何で手に入ったのかは分からんが有用じゃから貰っとけ」

「読んで字の如くだな…」

「それで、上位スキルに昇華するために使ったがまだポイント残っとるぞ?ここでしか使えないからポイントは出来る限り使ったほうが良いのじゃ」

「うーん…やっぱ魔法は使いたいよなぁ…魔法精度に振ってくれ」

「これは大までしか無いが良いかの?」

「あぁ」

【魔法精度Up大を獲得しました】

「まだポイントはあるなっと……この武器補正系は剣とかはナイフ、片手剣、両手剣とか別れていて、他の種類も同じ様なのに遠距離武器(主に弓、矢、糸などを用いた中・遠距離武器等)はこうひとまとめにしてあるんだ?」

「ここまで質問する奴は初めてなのじゃ…あぁ、それは使う奴が少ないからじゃの。単純に魔法の方が高火力、矢を買わない為経済的等の理由から遠距離武器は衰退していったからじゃ」

「ふぅん…それじゃあ遠距離とナイフに振ってくれ」

「今の聞いて振るとか謎じゃの…」

【遠距離武器補正(弓術EX、投擲術EX、その他矢、糸等々を使用した遠距離武器への補正)・ナイフ術EXを獲得しました】

「なんか、遠距離スキル得した気分になるなぁ…」

「儂も詰め込みすぎたと思ったのじゃ……」

「きっ、気を取り直して次に行くのじゃ!」

「うーん…もう少ないな…そうだなぁ……この創作を上位まで上げてくれ」

「規定達してないなら弾かれるのにチャレンジャーじゃのう…」

【創作を獲得しました】

【続けて、上位スキルへの昇華を挑戦します】

【成功。創造者(creator)を獲得しました】

「お主基礎能力高すぎるのじゃ……」

「ははは…んー、もうポイントは無いねこれで終わり?」

「に、したいのじゃが本来ここでは持ってないはずの称号を持っているのでそれの効果も授与しなければならないのじゃ……不名誉すぎるのじゃ……」

肩をガックリと落とし手の内の火を投げつけてきた。

【自動解説・鑑定&鑑定阻害・神電話・イレギュラーUpを獲得しました】

「……鑑定以外分かんないだが」

「自動解説はつまりはヘルプ機能じゃ。答えられない事もあるが有用な事を多く教えてくれるぞ。神電話は儂と電話出来る機能じゃの、これは1日一回出来る。ぶっちゃけ儂が退屈しない為のものなのじゃ。イレギュラーUpはその名の通り通常起こらない様な事態が起こりやすくなるスキルじゃの、そういうのは大体良く無い事だと思うが…」

「神電話とイレギュラーUpいらねぇよ…」

「称号持ってたら逃れられ無いので諦めるんじゃな。この儂にとって不名誉な称号は異世界での生活補助が主なスキルなんじゃな……」

「これで全部終わったかな?」

「そういえば名前はどうするんじゃ?」

「ジェフでいいよ」

「了解、ジェフいい人生をなのじゃ〜」

そうルフが言うと俺の視界が微睡んでいく…

「ルフも…な……」

「ふぇえっ⁉︎……ちょ……じゃ……d


ああ、もう限界だ………

そうして俺は異世界へと旅立った。



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