主人公最初のミス
高度に発達した科学。
それは富をもたらすのと同時に、無益な争いを生む。私はその争いの被害者だ。全くもっていい迷惑である。
私が発明したワープ装置。座標を設定さえすれば、何処へでも転送できる優れものだ。帰りは徒歩だけども……。
そのワープ装置が堂々と盗まれてしまったのだ。
相手があのターミ○ーターみたいなロボットでなければ奪い返せたというのに…!
しかもそのワープ装置は買い出し目的で作ったもので、軍事目的で作った訳ではない。何の買い出しかって?そりゃあ晩御飯の材料だ。
あとでチートガイコツさんこと黄金○ットさんをこの手で生み出し、買い出し用ワープ装置を盗すんだ罪を思い知らせてやる…!
それにこの私の半身…いや、それ以上を吹き飛ばした恨みもかねて!お陰で手足及び一部内臓と顔の右側の4分の1を機械で補わなくてはならない。
本当に後悔させてくれよう…!
それはさておき、買い出し用ワープ装置2号『さとるくん』を試してみよう。ちなみに1号は『さとしくん』。
私は座標を設定し、さとるくんを起動させた。まずは試運転なので、近所のスーパーに設定しておく(徒歩で17.54秒くらいの位置)。
それじゃまぁ…
「行ってきますと」
強烈な光りに、堪らず目を瞑った。
一瞬だが、WARNINGと聞こえたような…?
…何かこの光の量…明らかおかしいような気がするんですけども…!?
カッ…!
「…ネジ一本足りなかったか…?」
初めまして
このサイトに初めて小説を投稿するガイジです
初心者なので、どうか生ぬるい目で見て下さい