表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/42

第41話:仮面の検閲官と偽りの秩序


検閲官の執務室は、秩序と静寂に満ちていた。


額縁は整然と並び、ガラスケースの収蔵品も、書類の山も完璧だった。




――その扉が、粉々に砕け散るまでは。




静寂は一瞬で崩れ去った。


検閲官は跳ねるように後ずさる。




一行が部屋へとなだれ込む。


検閲官は即座に警備兵を呼ぼうとしたが、ハストゥルとハーヴェイが飛びかかった。


かわして逃げようとした、その瞬間――




検閲官:


「警備――!」




エファが、収蔵品をバットのように構えていた。




エファ:


「ストライク。」




一撃が直撃する。




アラタ:


「違う、ホームランだろ!」




ハストゥルは検閲官を縛り、椅子に押し戻した。




検閲官:


「望むものは何でも用意しよう!」




アラタ:


「行方不明の仲間を探している。」




検閲官:


「知らない……」




エファは静かに一歩前へ出る。




エファ:


「グロイアー氏……あなたが知っていることは分かっています。」




検閲官:


「私は能力で、群島内の生存数を把握できる!


誰のことか分かっている……だが話せば終わりだ!」




ハーヴェイが封蝋付きの封筒を見つけた。




ハーヴェイ:


「これは?」




検閲官:


「開けるな!!」




中には砂の商人からの手紙。


誕生日、そして婚約の知らせ。




アラタ:


「ラスタバンだ!」




ハストゥル:


「封印付きだ。招待が必要だな。」




全員の視線が検閲官に集まる。




ハストゥル:


「協力しろ。」




検閲官は泣き崩れた。




検閲官:


「すべて渡す……だからドリーム・デザートを解放してくれ。」




彼は語った。


太陽を必要とする娘。


人工のヴェールに閉ざされた世界。




ハストゥル:


「ラスタバンなら、見捨てない。


俺たちがやる。」




検閲官は戸棚を指差した。




彼らは衣装、徽章、招待状を手に入れ、窓から脱出した。




その後、警備兵が入室する。




警備兵:


「ご無事ですか、閣下……?」




その顔が溶ける。


検閲官は笑い出した。




体の中から、赤い仮面の男が現れる。




???:


「全部信じたな。


さあ、舞台の幕開けだ。」




カードを撒き散らし、姿を消した。




三日後。


ドリーム・シティでは、アカネの誕生日が近づいていた。




アラタ:


「――パーティーに突入する時だ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ