私輝くから
「いくぞリエナ!」
「はい!」
私たちの最初の戦闘相手はスライムだ
某国民的RPGのようなかわいらしさは一切ない
ぶよぶよとした粘液状の何かだ
リョウは素手でスライムを殴りつけた
私たちには装備武器を買うお金がなかった
それでもダメージは1くらい与えられた
リョウは2回ほどダメージを負った
「リエナ!!デスヒールを頼む!!」
「分かったわ!デスヒール!!」
私の人生初めての呪文詠唱!!ああっ私ってばヒロインポイント+10!!
リョウの体が白い光に包まれた
「おお!!嫌なことを忘れていく!!」
えっ?痛みが引いていくとかじゃなくて?
「そうか!俺にとって戦闘って嫌なことだったんだ!!」
?????????リョウ?
「そう悪いのはモンスターじゃない人間なんだ!」
「リョウそれってどういう・・・・?」
「見つけたぞ人間!!」
リョウは私に殴りかかってきた
おかしい!!デスヒールを受けた後のリョウの様子がおかしい!!
私は必死でギルドまで逃げた
次の日ギルドのクエストには「リョウの討伐」というクエストが増えていた
え?違うよね?リョウってあのリョウじゃないよね?
「新しいモンスターが増えたんだってさ、あんたも気をつけな」
「その・・・リョウってモンスターはどんな特徴をしているんですか・・・?」
聞いた話では特徴は私の幼馴染の「リョウ」のそれだった・・・・・
「新しいモンスター・・・・リョウがなってしまったの・・・?」
そういえばリョウのポケットに私のペンダントを預けているのを思い出した
「私のペンダント、こんなの返してもらう一択だよね・・・!」
私は再びリョウに会いに行った
再び再開したリョウは特に見た目に変化はなかった
しかしリョウは明確に私に言った
「お代わりは何杯までですか?」
おかしい。初手の言葉がおかしい。歩はそんな動きしない
しかしこの言動や行動がモンスターなのかと言われると若干あやしいな
決めつけはよくない。博愛の精神こそ物語のヒロインなのだ
するとリョウはその辺の石を持って襲いかかってきた
!!なにか私は彼を怒らすようなジェスチャーをしてしまったのかもしれない!!
でもさ、ポケットからペンダントを奪う隙が生まれたってわけ
「しわを伸ばすとき心をこめて」
ペンダントを奪われたリョウは焦っているようだ。でもこれ私のものですからね
「とどめよ!!」
私はリョウの体の正中線上をきれいに描くように打撃を放った
いや!!攻撃してどーするんだ私!!
しかし今のリョウは
1:意思の疎通ができない
2:ペンダントは返してもらった
3:若干お腹がすいてきた
以上の理由からもう帰ってもいいじゃないかという結論に至った
なにより今のリョウの隣では私輝けるヒロインになれないから・・・!!
新たなモンスター「リョウ」
いつか誰かが倒すよね
晩御飯はやきとり




