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スキルという祝福












ありふれた農村で私は生まれた






このままなんとなく過ごしていたら確実に農家を継ぐ羽目になるので






私は焦っていた。もうすぐ15歳になる






15歳になれば隣町の教会に行き皆何かしらのスキルを授かり






冒険者になっていく






しかし私には夢があった






強い主人公様の隣にいるポジション「ヒロイン」になることだ






「ヒロイン」になるための努力は惜しまなかった






剣士系ツンデレヒロインになる可能性もあるから剣の素振りをしたり





回復魔法系癒しヒロインになる可能性もあるから瞑想をしたり






ありとあらゆる独自のヒロイン像を模索した






そして今日は15歳の誕生日






私はスキルを授かるため教会に向かった






「では次の方、前へ」






神父様に呼ばれた私は祭壇の前に立った






「あなたが活躍するイメージを頭に描いてください」






私は理想のヒロイン像を目いっぱい頭に描き散らした







「見えました!あなたのスキルは『デスヒール』です!」






やった!!回復系!!癒し系回復魔法ヒロイン!!






「・・・?神父様、ヒールは分かるとして何故『デス』とついているのですか?」






「おかしいですね、水晶玉の故障でしょうか?」







「とにかく私、ヒーラーってことでいいんですよね?」






「たぶん大丈夫だと思いますよ・・・?」






辺りがしばらくざわついたが多少静まってきた






「よう!リエナ!念願の回復職じゃねぇか!」





この人はリョウ、私の幼馴染だ





「俺のスキルは『瞬間回避』戦士系だった!」






「それなら私とパーティ組めるね!良かった!」






とにかく私は物語のヒロインにさえなれれば相手が誰だっていいのだ






私たちはその日のうちにギルド登録を行った





「俺が前衛でお前が後ろから回復!うーんなかなかバランスのいいパーティだぜ!!」





「今日中にギルド登録できてよかったね!」






私たちはおおいにはしゃいでいた






「俺は回避型だ!そのぶん打たれ弱いからデスヒールの存在はホント助かるぜ!!」






「はぁー、明日が初戦闘かぁー・・・・今日はもう遅いから宿をとりましょう」






私たちは次の日知ることになる「デスヒール」の恐ろしさを・・・・。












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