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幻想の詩  作者: 光輝 圭
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あの女

 黒江白洋(くろえはくよう)

 闇社会でも名の知れた凄腕の殺し屋だ。

 ホリの深い綺麗な顔立ちをしている。

 髪は黒でわりと長く、今日は違うが後ろで縛る事も多い。

 背はスラリと高く一八五近くあり、手足も長い。

 その容姿はモデル並みで今の若い男性と並んでも頭一つほど高い。

 白洋は酒も飲まなければ煙草も吸わない。

 癌だの何だのの死因のほとんどが飲酒・喫煙の過剰によるものからだという事がよくわかっているからだ。なら「最初から飲まなければいい・吸わなければいい」というシンプルな考え方。

 それを"全く"といった領域で徹底している辺りに"ド"の付く真面目・完璧主義だという性格がうかがえる。

 白洋はただ、癌だの何だので苦しんで死ぬのだけはごめんなのだ。

 殺し屋が癌であの世行きだなんて笑い話にもならない。


 志武海はその機嫌の悪さを隠しきれないまま白洋に写真を二枚差し出した。

「それが絢だ」

 白洋は渡された定形カラーの写真二枚を手にテーブルを挟んで志武海と向かい合うカタチのソファーにゆっくりと腰掛けた。

 そして二枚の写真を交互に見合わせた。


 それがあの女だった。


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