15/26
仕事3
「そうそう美嘉。こいつについてちょっと調べてくれ」
白洋は美嘉が持っている志武海から受け取った定形カラーの写真二枚を指さした。
絢という女の情報ができるだけほしいと頼んだ。
美嘉は露骨に嫌そうな顔をした。
「その娘を殺すためにでしょう?」
美嘉は殺し屋じゃない。きっと良心がそう言わせたのだろう。
白洋は顔を少し険しくした。
「これは"仕事"だ。そのへんは自分で割り切れ」
少々の間をおいて美嘉は渋々頷いた。
すべてはいつも通り、のはずだった。
仕事をこなして報酬を志武海から受け取る。




