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黒色のキャットテイル  作者: さくら
18/21

見返りキャットテイル

 よく猫の考えることが分からんちんと、インゲンはよく言う。


 …いや…ニャニも考えてませんが?


 しいて言えば、お空の白い雲を、どこまでも追ったり、お腹空いたニャ?とかとか?


 あたしら猫は、インゲンと違い、超現実主義者ですから!


 朝、起きたら顔を洗い、身体中を伸ばして、町内をお散歩、或いは日向ぼっこ出来るところを探す。

 お腹空いたら、インゲンに向かって、ニャーニャー鳴いて催促すると、大抵根負けしてニャニかくれたりする。

 負けないコツは諦めないことニャ。


 但し、タマに見た目がインゲン似た中身が別の種族がいるので、要注意なのニャー!

 ヤツらは、ご飯をくれないばかりか、蹴ってくるニャ。

 なんてヤツらニャ、酷いニャ、信じられないニャ。

 取り敢えず、世界中を網羅するニャンニャンネットワークに、インゲンに似た猫の敵として、登録する。

 ヤツらは、すえた油の匂いがして、口から超音波を吐いてくるニャ。


 でも、うちら猫だから、3歩歩くと忘れるニャ。

 クダラナキヤカラは、自分の中に住まわせないことが猫になるコツニャ。


 ペンギンの家を覗いたら、ペンギンは留守だったニャ。

 …

 寂しくはない。

 会ったり会わなかったり、これは世の(ことわり)、我らは自由の民。

 心においても自由ニャリ。

 自縄自縛の不自由の民インゲンとは、其処が違うニャヨ。


 でも、お姉さんがいたので、さつま揚げもらった。

 な、なんて良い人ニャ。

 匂いと味に感動ニャ。


 でも、3歩歩くと忘れるけど…




 

 

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