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竹取物語 かぐや姫の真実

 みなさんご存知の竹取物語。かぐや姫がなぜ月から来たのかご存知ですか? なんとかぐや姫は罪人だったということで地球に流刑されたということです。何をしでかしたのでしょうか? かぐや姫自体は身分が高いようですし、罪の真実は原作では明かされていません。でも、彼女が何か悪いことをしたということで、彼女の地球での物語がはじまるのです。なんともSF的なお話ですよね。大昔から人はすこし不思議な話に惹かれるということなのでしょう。


 富士山ができたきっかけも、物語の中では、かぐや姫の不死の薬なのです。富士と不死、なかなか語呂のセンスがいいですね。


 竹取物語のあらすじを簡単にご紹介します。とても美しい女の子が竹から生まれ、老夫婦が育てるのですが、あっという間に大きくなり、身分の高い若者5人から求婚されまくるお話です。そして、帝にまで心底愛されるのです。とはいっても恋愛物語が始まりません。なぜならばかぐや姫は月の住人で地球を離れなくてはいけないからです。そして、かぐや姫自身にも恋愛感情があるようには感じられません。宇宙人からみたら地球人は魅力を感じない可能性もありますよね。


 男性たちに絶対無理という難題を突き付けます。どんな摩訶不思議な難題かと言うと……。


・「蓬莱の玉の枝」

 そこにある根が銀、茎が金、実が真珠という植物。


・「仏の御石の鉢」

 お釈迦様が使用した石の食器。


・「火鼠の皮衣」

 火鼠とは中国の妖怪で、その皮で作られた燃えない衣。


・「龍の首の玉」

 龍の首には、5色に光る珠があり、船で探しに行った者は結果的に病気になってしまう。これは、呪いのような恐ろしさがあります。


・ 「ツバメの産んだ子安貝」

 ツバメが産んだ貝。絶対に無理なお題ですね。彼は、その後ケガをして死んでしまいます。死者が出るとはとんでもない疫病神かのような結末になってしまいます。


 帝には月に帰る際に不死の薬を渡すのです。しかし、悲しみにくれた帝は高い山で手紙と薬を燃やしてしまいます。もし、燃やさずに薬を飲んでいたら、ずっと生きていられたのでしょうか。不死の薬はかぐや姫からのメッセージだったとしたら、ずっと生きて私を忘れないでほしいとか、いつか会えたらいいですねという意味でしょうかね。


★解説

 かぐや姫を愛した男性が、一人死んでしまいます。ここでも、かぐや姫は罪を犯しているような気がしなくもないけれど……美しすぎるのが罪ってことかもしれません。男性がなくなってしまったけれど、月に帰ることができたので月の国ではその件に関してはノーカウント、ノープロブレムということなのでしょう。

 決してかぐや姫って悪女なイメージはないけれど、彼女は元々罪を犯したことで地球に来て、結局男性たちは不幸になったということです。無理難題をこなそうとする方が痛い目をみるってことでしょう。


★教訓

 愛はお金や物で買えない。人を見た目だけで判断している男たちへのいましめなのかもしれないでしょう。かぐや姫は月に帰るという事情があったので、地球で愛を育もうとは1ミリも思っていなかったということかもしれません。人を見た目で判断するのはおすすめしません。



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