海月の異世界漂流記

　ある朝、わけあって、中学校に遅刻しそうになった少女、ルナに暴走したトラックが突っ込んできた。
　そのトラックの運転手は運転中に異世界に転生させられた。と、死神のような女性から聞いた少女は、疑いもせずに持ち前のお人好しで許してしまう。

　その次の日、その少女の幼なじみの少年、海は持ち前のネガティブシンキングで、少女が死んだのは自分のせいじゃないかと考えていた。
　事情を知っている少女の家族に葬式を追い出された帰り道、少女をつれていった女性の提案で少年も少女の後を追ってしまう。

　しばらく後に、邂逅を果たした二人は、自分たちの身の上を知る仲間と、再会するまでに起きたことを語り合う。
　そこで見えてきたのは、同じ転生者である『カナヅチ』こと、山本鉄郎という青年の発言の矛盾だった。

　バットエンドで始まった、ハッピーエンドを求める物語。

　そして、『終われない』者達の物語り。



　作者のみかみ かんです。
　視点は、ルナ視点と海視点と第三者視点が主です。

　更新はだいたい一週間に一回です。(たまに休みます。)
　
　前書きと後書きに私の泣き言が書いてあることがありますが、それも物語とは何ら関係ありません。どうか水溜まりに沈んだふやけたミミズを見るような目で、『はぁ～ばっかで～』と思いながら飛ばしてください。すみません。