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ブラックコーヒーにホワイトミルクを混ぜてみる

作者: kashikoji

はたして、「働く意味ってなんだろうか?」「働くことがそんなに大切なのだろうか?」などとぼんやり自問自答しながら描いた作品なので、全体的にぼんやりしています。まったくのド素人作品で、未完成作品ですが、チラ見か、1行でもお読みいただければ幸いです。

ブラックコーヒーにホワイトミルクを混ぜてみる


第一話 典型的ブラックコーヒー ゆとりくんver.



さとりくんは、なにか話しているようだ。ただ何気ない会話を。

「まぁなんとかなるでしょ。」

ふーっとため息をつきながら、たばこを持った手を肩のあたりまで下げた。

「あぁ、うまいからな。これ」

おいしい牛肉をほおばるように、たばこをくわえる彼の口元が私の空腹感をなにげに増幅させる。

「え、だってさー。あいつ、めんどいよな。だいたい同じことしか言わねぇし。ただの更年期のおっさん。まじ終わってる。」

 寒々とした風がそのあたりで吹いていて、冷え性の手足がさらに冷凍庫の氷みたいに冷たくなっているのを感じながら、彼の愚痴を聞いていた。もう冬に入ったんだなぁ、とぼんやり思いながらも、早く飯を食いたいと思っているが、彼の話が終わらない、止められてないという葛藤に追われていた。

「俺、昨日出したんだよ。この前の企画書。あいつが言ったとおりに修正して出したのに、『おい、お前、この目的はなんだ?これじゃ現実味がない。この前も言ったけど、お前はいつも架空の空論なんだよ。薄っぺらいそこら辺の印刷紙と一緒』だってさ。お前が言ったとおりに修正したんじゃん、つまりお前が印刷紙じゃんw」

なかなか課長の例えがうまいことに少し笑えた。

「とりあえず、飯食いに行こう。腹減った」

と私の空腹が限界となって言ってしまった。

「そうだな!何食おうかなー」


 食べに来た牛丼屋の扉を開けた瞬間、ぽかぽかとした暖かい空気に安心感を感じていた。

「なにする?」

 牛丼屋の自販機前で、いつも意見を求めてくるさとりくん。

「鮭定食かな」

 と、てきとーに合わせといた。

「じゃあ生姜焼きかな」いつも、なにを基準に意見を求めているかはわからないが、まぁ彼の習慣だろうと流しといた。

 もう夜8時だが、結構店は混んでいた。左端っこの丸いカウンターには、50代のおっさんがすごい勢いでむさぼるように牛丼を食べている。俺らが座った右側には、20代、おそらく大学生が2人でスマホをいじり続けて、箸をドンブリの上に橋掛けていた。他多数いたが、じろじろすると怪しいから、そそくさとカウンター椅子に座った。

 明日は朝7時から仕事だったことを思い出して、うつうつとした気分を感じていた。この何とも言えない感情を、いつも白い壁を見つめて取り消そうとする癖があると最近気づいた。

 「あぁ腹減ったな。めっちゃいい匂いすんなー」

 そこらへんの中学生みたいに楽しみに生姜焼き定食を待っている彼を見ていると、どこかしら安堵感を感じてしまう。だからつるんでいるんだろう。

 「明日お前何時から?」

 とさとりくんがぼっきらぼうに言ってきた。

 「7時」

 「うわっ、お前朝から?だりぃな。俺は明日休みだからな。すまんな。今日は飲むわw」

 大体このセリフを言うが、別に気にしていなかった。ただ、彼の「気ままさ」に少し和んでいる自分がいた。


 けたたましく鳴っているスマホのアラームを消して、何とか上半身を起こした。

 「はぁー」

 無意識にため息がでてしまった。このままでは、精神的に老けてしまうと、うつろうつろな状態で思っていた。

 6:32

 と表示されているスマホの時刻を見ながら、とりあえず着替えを始めた。くたくたになった作業着が、タンスの上にかかってあるのをつかんだ。

 くさっ・・・。

 ファブリーズを何回か振ってから、パジャマを脱いで、作業着に着替えた。

 6:42

 という時刻を見つつ、少し焦って食パンとコーヒーをセットで食しながら、ぼんやりと朝日の光を見つめていた。

 6:53

 あ、行かないとな。

 幸運にも寮に住んでいるから、徒歩5分で会社にはたどり着ける。幸運といっていいかどうかは私自身のちょっとした前向き思考かもしれない。ただ、この寮になにげなく愛着を感じている気持ち悪い自分がいた。

 

 「おはようざいます」

 「おう」

 先輩がいつもにこやかな表情で、手をあげながら、こっちをちらっと見て、パソコンの方に向きを変えた。

 たぶん10畳くらいあるのかなっていう会社の広さで、もくもくと先輩は何かの書類を書いているようだった。私のデスクは、いつものように書類の山が出来上がっていた。

 「お前めし食ってるか?ちょっと疲れてそうだけど。」

 とやや心配そうに先輩が気にかけてくれた。

 「いやいや大丈夫っすよ。ははw」

 てきとーに愛想笑いして、いつものワンパターンフレーズを先輩に伝えた。疲れているというよりか、ただただ眠たかった。

 「そういえば、この前の企画書どうなった?」

 「ああ、さとりくんがなんとかしらけ課長に出したみたいですけど、結局却下されちゃったみたいで」

 「またか・・・。いつものことだけど。めんどいなお互い」

 「はい・・・」

 「やっぱだめだよなー、あれって。俺的には、やっぱこのくだらない上下関係が無駄だな。俺らが気をつかって、あいつらの感情を管理しないといけない。本来、管理する側が、管理されている。笑えないくらいのコントだわ。」

 「先輩、さすが経験が長いだけあって、見抜いてますね。」

 「まぁ5年もいれば、見えてくんのよ。あんなやつに難癖つけれらても、へこむ必要はないからな。ミスはするかもしれないが、その原因を作ってんのはあいつにもあるんだから。」

 「ありがとうございます。なんか励みになります。」

 「まぁ無理すんなよ。」

 「はい・・。」

 

 「おはよー」

 例の管理される人間が到着したようだった。先輩はいかにも真面目に書類を書いているかのように、パソコンに向かっていた。それを見た私も同じような装いをしてみた。

 「おはようございます」

 できるかぎりの笑顔を見せたが、とくに通りすがっていった。

 「じゃあ、まずは朝のあいさつからだな。よし、ゆとり、今日はお前がやろうか」

 「あ、はい。」

 私が指名されてしまった。

 「で、では、朝の規則および申し送り事項を伝達させていただきます。一つ、ひとにやさしく、自分にきびしく。えっと・・・、一つ、お客様は神様、私たちはそのために手を抜かない。・・・一つ、コミュニケーションは、元気なあいさつか・・・」

 「ゆとりくん。ちょっと、もうちょっと大きな声で言ってみようか。それじゃ、この規則の意味がないだろう。それじゃただの棒読みをする小学生と一緒だよ。」

 先輩は、聞いているか聞いてない感じで、確実にこの場の雰囲気に嫌悪感を感じながら隣で立っていた。

 「はい、すみません。ひ・・・一つ!コミュニケーションは、元気なあいさつから!!」

 「おお、いいじゃないかゆとり。その調子だ!これでお前もやっと小学生6年くらいかな?ゆとり世代だとほめられると伸びるんだろ。うんと褒めてやるからな!」

 「あ・・・ありがとうございます。」

 心の中では、くだらないと思いながらも、それが体と連動せずに、動揺した口調と動きになってしまった。完全に緊張というものをしており、心臓がバクバク言っていた。

 「えーと!伝達事項としては、今月のサービス事業に関する企画書の作成が滞っており、約半年も事業が進んでおりません。きちっとけじめをつけて取り組むように。・・・以上となります。」

 「そうだな!6か月なんて恥ずかしいからな!小学生が夏休みの宿題を1か月で終わらせるのに大人が6か月たっても出せないなんて、情けないというか・・・。な!ゆとり!」

 じろりと、課長の大きな額縁メガネからじろりと見てくる目で体が硬直してしまった。まさに、覇気だ。覇王色かな?

 「はい!早急に作成いたします!」

 「そうしてくれ。」

 あぁ、もう見れない。気絶はしてないけど、あきらかに凍り付いてる。なんていうか、こう、石にされた像みたいな感じだ。

 「じゃ、諸君頼んだよ。俺はとりあえずブレイクしてくるから。」

 お前らブレイクの意味を分からないだろうという雰囲気を流しながら、石にされた私の後ろを通り過ぎて、部屋を出ていった。

 「くだらねぇ」

 舌打ちをしながら、先輩はドスンと音を立てて、椅子に座った。覇王色で、管理される人がいなくなったから、なんとか私の石もじょじょに緩和された反面、すっと抜かされた肩が真下に、ずーーっんと落ちていった。小学生の時にテニスで空振りをして、肩を抜かしたことをふと思い出したが、どうでもいいと思って、先輩の方をひっそりと見ながら、席に着いた。

 「せっ先輩・・・」

 「気にすんなよ。そもそも世代で差別する時点でくだらないし、小学生のくだりすらもくだらない。仕事はイコール夏休みの宿題じゃないだろ。まぁいいや、早く転職先探さないと」

 「えっ、先輩、転職するんすか?」

 「まぁ、もう俺の脳が冷え切ったんだよ。あの管理される人間にたいして。あまりにくだらないからな。うーん、転職というよりかフリーのほうかな」

 「独立するんすか?」

 「そうともいうな。まぁ、今のところ、情報収集してんだよ。いきなりやめて、そう簡単に独立できるもんじゃないしな。」

 「いやー、先輩は頭がいいから、大丈夫っすよ。応援してます。そして、わたくしをぜひ部下にしてください」

 「はっはっは!お前はちょっとうぶすぎるからなー。まぁ保留で。」

 「まじっすか・・・。」

 

 目がぱさぱさして、パソコンのライトが外より明るく見える時間になってきたから、電気をつけに行った。窓から見えるオレンジ色のぼんやりした風景が、なにげにいつもほっとさせてくれていた。前はこんなこと感じなかったのに。

 子どものときなんて、こんな風景はどうでもよくて、

 「ピカチュウを100レベルまで育てて、151匹まで捕まえるにはどうしたらいいか」

 しか考えてなかった。

 今考えれば、そんなことしてないで、

 「こんなきれいな風景を永遠と見れる生き方をするにはどうしたらいいか」

 っていうことに時間投資するればよかったと強い後悔にさいなまれた。

 「お、もう6時か。ちょっとブレイクするかw」

 明らかに鼻高らかに「ブレイク」を強調して、先輩が誘ってきた。

 「あっ、はいw」

 「いやー、いーよなー、この風景。この会社で一番のメリットだよ、これは。幸運にもあまり建物が少ないからなー。若い時は、この夕焼けのありがたみなんて感じてなかったんだけどなー。なんとゆうか、仕事途中にコーヒーを飲みながら眺めるこの夕焼けがたまんねぇ。」

 「あっ、先輩もそう思ってたんですか?俺も全く同じようなこと考えてましたよ」

 「ははっ、ここに入ってきたやつはみんな言うんだよな。やめた人も含めて。まぁ、落ち着くよな」

 「先輩の、その、生きがいってなんですか?」

 「なんだよ、いきなりその深い質問はw」

 「なんか最近こんな仕事し始めてから、生きがいってとか、やりがいとかなんなんだろうとか。そもそもこれ意味あんのとか、思っちゃうんですよね。たぶんこの前、テレビで哲学の特集してたからだと思うんですけど」

 「ははっ、まぁそう思ってもしかないかもな。あんな上司と接してれば。うーん、なんだろうな、探求心かな。なんでも興味を持ってしまうというか。一つのトンネルだけを見ないで、右にある海とか、左の山とか、地下のマントルとか。いわゆる多面性を求めてるというか。」

 「なんか好奇心が高い小学生ですね。これ別に悪い意味じゃないです。」

 「あー、まぁそうかもな。そう、好奇心だな。ちっちゃいころはあんまり身の回りのものとか興味なかったんだけど。なんつーか、やっぱ社会に出て、金を稼がないといけなくなって、一つのことにこだわってたら進まないなって、思うようになったからだろうな。」

 「なるほど」

 「よく、専門職とか、プロとかいうけど、逆に言えば、こう呼ばれるようになってしまうと、トンネルにいるのと一緒のような感じするんだよな。そのプロであることに価値を置きすぎで、周りの景色が見えなくなってしまうというか。もし、そのトンネルの上で火山が噴火してるのに、先の出口しか見てないから、逃げようとしない、というか・・・。ごめん、例えが意味わからなくなってきたw」

 「いやいや、なんとなくニュアンスでわかります。」

 「まぁとりあえず、その火山の噴火が起きて、逃げられなくなって、パニくって、「プロ」っていう価値にしがみつくよりかは、そのトンネルの避難所を見つけるか、そもそもトンネルを出て、噴火に遭遇しない場所に逃げるようなイメージかな。まぁいつも俺は抽象的だから、結局、具体化できてないんだけどなw」

 「いやーそれでもなんか私の励みになります。そういう先輩の視点。ぜひマネします。」

 「ほー、いろいろ客観的に見てみることだな、お前なりに。これは俺の脳と遺伝子にとって理解しやすいだけであって、お前の脳と遺伝子では、理解しにくいかもしれないし、俺がイメージしてることと100%一緒っていうのはありえないからなぁ。」

 「なんで先輩はそういう科学的なものいいができるんですか?サラリーマンなのに」

 「あーよくニュートンとかサイエンスとか立ち読みするんだよ。子どものときは興味はなかったけど、大人になってあの雑誌を読んだら、興奮しすぎて、いつも見てしまう。まぁちょっと高いから買わないけど。」

 「なるほど、にゅーとん、さいえんす」

 早急にメモらしていただいた。

 「はは、お前そんなんだからゆとり世代とか言われんだよ。ここ」先輩は頭の方を指さしながら「を使わないと。別にゆとりだからって差別するわけじゃないけど、課長たちの世代とか、俺らの世代とか、仕事内容を見て盗めとか、自分で考えろとかいうう文化だから、ロボットみたいになにも考えないようなふりをしてると、だからゆとりは、っていう思考回路になってしまうんだよな、たぶん。これは別に偏見とかじゃなくて、客観的に俺から見てな。」

 「そうですか・・・。でも俺すぐ忘れちゃうん・・」

 明らかに廊下から足音が聞こえた。明らかに覇王色だ。すぐに先輩と私は椅子に座って、パソコンに真剣に向かっている風を装った。その足音が近づいて、ガチャっと大きな音を立てて、覇王色が入ってきた。

 「うん、どうだゆとり?できたか宿題は?」

 できるかぎりロボットにならないように自分の脳を働かせたが、その脳はいつもの反射を起こしてしまったようだ。

 「はい!もっもちろんです!」

 うそです。

 「じゃあちょっとコピーして見せてよ。」

 「はい!」

 結局私の思考回路は習慣化されているため、いつものプロトコルで作動してしまった。私のCPUはおそらくWindows2010より古いらしい。私より優秀なWindows2010のパソコンが約1秒で、あの企画書を出してくださった。

 「どっどうぞ!はおう・・・課長!」

 やばwつい本音が。建前プロトコルをプログラムしないと。

 「ほーー。」

 あの大きな額縁メガネを汗まみれになった額にかけながら、感心しているようなしぐさで企画書を見ていた。ときおり「うん」、「これは」とか、なにかしらの独語をいいながら目を通す覇王色。

 「まぁこんなもんだろうな。まだ6年生だもんな。ゆとりくん。君の割にはよくやったよ。すばらしい!」

 といって、赤ペンで企画書に花丸を書きだした。ほめているのか、まぁ、あきらかにけなしているが、この覇王色の采配的には可能な限りほめるという行為をしているのだろう。

 まぁ「せだい」が違うからな。先輩によると。

 実のところ、この企画書はほぼ先輩のカンペを模倣して作ったため、合格して当たり前なんだが・・・。

 「だがな、ゆとり・・・、すまないんだが」

 まじ・・・?

 「この事業は中止だそうだ、明日からは広告推進事業をすることになった」

 あっけにとらわれた、というフレーズが頭の中でもんもんとこだましていた。

 真剣にパソコンで入力している風を装っていた先輩も、手を止めていた。

 「すまないが、明日からは広告推進の・・・」

 「おい、ふざけるな。いい加減よせよ。再三、練ってこれかよ。だからこの会社は赤字なんだろ」

 心臓がバクバクいっていた。あきらかに先輩は課長をにらみつけた様子であった。

 「ふっふ・・・ふざけるな!なめた口をききやがって!お前こそ、のらりくらりと仕事をしやがって、なにも貢献していないじゃないか!なにもしらない小僧が!」

 「は?のらりくらりしてんのは、あんたのほうだよな」

 「お前は、いつからそんな口を聞くようになったんだ。若いころは、はいはい、とまじめな優等生だったのに。なんだ今のお前は、ただのチンピラじゃないか」

 「チンピラにしたのはあんたのせいだよな!」

 思いっきり机をたたきつけた音が、さらに私の心拍数を増加させた。

 ガチャっと音がした方をみると、とぼとぼと、ぼさぼさな天然パーマのさとりくんが来ていた。さとったのか、ひっそりとこちらをみていた。

 「どっどうされたんですか・・・?」

 二人ともなにも発しなかった。ただ沈黙が走って、私の心臓の音と、外のカラスの鳴き声だけが聞こえていた。

 「あ、あの・・・自分の彼女とちょっと旅行に行ってきて、カフェオレの土産買ってきたんで、ここに置いときますね。」

 と言って、ドア横にある小さな古びた木でできたテーブルに、そっと音が立たないようにその土産を置いた。

 「すみません。今日は帰宅させていただきます。今日のぶんの仕事は終わっているので。お疲れ様でした。」

 と言って、先輩は、1分もしないうちに荷物をまとめて部屋から出ていってしまった。

 やばい、覇王色と、なぜ今来たのかわからないさとりくんと、私という一番紛らわしい組み合わせになってしまった。どう切り上げたらいいのか・・・。建前プロトコルだと・・・まずは課長の気遣い?それともさとりくんに応援を求めるのが先?

 バクバクと言っている心臓の音が徐々にヒートアップしてしまい、「建前」と「応援」という単語が交互に出てきては消えてを頭の中で繰り返していた。

 「ゆとり」

 「は、はい!」

 やべぇなんか言われる・・・。

 「とりあえず、広告推進に関しては明日でいいから。今日は切り上げよう」

 「そ、そうですね」

 ふーーー、よかった、手汗がやべぇ。

 外は気が付くと真っ暗になっていて、癒しの夕日は逃げていってしまっていた。


2




「働き方改革」と何度も言われることが多くなっている時代というのもあり、「仕事をする意味って?」、「何が本当に大切なのか?」などへのやんわりとした(私なりの)答えを、なにげない日常のやりとりのなかで描写してみてました。まだ5%程度しか完成していない作品なので、気が向いたら、続編を書こうかとぼんやり考えています。

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