《2ndのあらすじ&キーワード》
【あらすじ】
豊沃祭を楽しんだイツキ、レイシィ、リオンは都市を発つ。
野宿しながら旅をして、ラグナの町へ。
依頼は火層階級の地学師であるナタン・ウラント師の消息の調査だ。
屋敷は野盗に荒らされていた。
悪霊を退治したのち、三人は野盗を追跡する(イツキの眼鏡が意外なほど役に立った)。
レイシィとリオンはチコ一家を殲滅。
イツキは、野盗の生き残りに襲われるが、その時、イツキの影のなかで眠っていた夜魔が目を覚ました。
◆
【キーワード】
【四大国 (地名)】
バルデン……世界の東に位置する、機械工学が発達した国。
ランシール……世界の西に位置する、魔法が発達した国。
イスペルタ……世界の南に位置する──???
ルナキア……世界の北に位置する──???
ここ一五〇年、表立っては戦争をしていない。
聖教会の命令で、各国の「軍」は解体している。もっとも「護国騎士団」に名前が変わっただけ、という実態だったりする。
ちなみに、四大国以外にも、ちいさな都市国家、公国が各地に点在している。
【豊沃祭 (イベント)】
地の神エルガーナと、水の神マリアナのお祭り。
この異世界では、五元素に基づく〝節〟という区切りがあり、各節は七〇日。
節と節の合間に、三日間にわたるお祭りが五つ、存在する。
しかし、2ndを途中まで書いた時点で、日数経過の描写をきちんと書くと、調整が大変というか破たんしてしまうことに気がついて、豊沃祭以降、日付にかかわる描写はうやむやにしてごまかすことになった(すみません)。
名称は、いちおう豊沃祭、蒼海祭、炎昇祭、龍王祭、雷鳴祭としていた(ボツになりましたが)。
【警団 (組織)】
正式には護国騎士団所属の下位組織、警士団?みたいな感じ。
領主は通常、警団を組織して、領内の治安を守っている。
水の民としては、警卒や軽卒長になれたら成功者なので、威張っている人が多い。
風の民は、警騎士として、領内を馬で広くパトロールしている。
警団は地元の領主にしたがってはいるが、正式なトップは国王である。運営費用も国から出ている。
そのため領主が、なにか国益に反して、私腹を肥やすようなことを企んでいる場合は、警団にバレないようにするか、もしくはワイロを払って懐柔したりしている。
【イツキの眼鏡 (アイテム)】
マジックアイテムになっていて、〝破壊不可能〟で〝視えないものが視える〟といった特性を持つ。
2ndではこの〝視る〟機能が非常に優秀であることが判明した。
とくに現場で魔法が使われていたりすると、多くの情報が得られる。
【学師 (職業)】
火の民として望める高位の役職のひとつ。学者のこと。いちおう設定としては、
地学師は農業、畜産業、植物学。
水学師は漁業、航海術、方位や天候。
風学師は流通、社会経済、地理や通信関係。
火学師は軍事、冶金、建設、機械工学。
天学師は政治、裁判、弁論術なんかを、それぞれ専門分野とする。
【ゲルグ銃 (アイテム)】
当初はふつうに〝マスケット銃〟と書いていたのですが、異世界っぽくない気がして、こんな名前になった。
由来は、ゲルグさんが発明した銃、なのかも知れない?
現時点、装填は一発ずつ、先込め式であること、また「急所をはずれれば、至近距離で着弾してもそこまで強烈なダメージはない」ことをリオンが体を張って実証済み。まあ運がよかっただけなのかも知れませんが。
【チコ一家 (組織)】
野盗の一団。イスペルタからバルデンに移動し、学師の屋敷を襲撃した。
かませ犬。
【ギルティーナ (組織)】
組織名らしい。レイシィは敵対してるらしい。
【ダイナとカロライナ (?)】
レイシィが口にしたフレーズ。詳細不明。
【イツキ・ミナセ (人名)】
望まずして異世界転生したわりには、こちらの世界に、けっこう順応している印象があったが、2ndのラストで内心かなり帰りたがっていたことが判明。かわいそう。
もともと主人公なので、いろいろ抱えた複雑な性格なのだが、その複雑さをじょうずにえがききれるか、作者に一抹の不安がある。
おまけに、夜魔憑きなどというさらにややこしい設定が加わってしまった。もはや不安しかない。