生徒会
【晴れの国】岡山県民ですが、実は、岡山って
日本で2番目とか、3番目に、晴れている。らしいという噂を聴いて、本当に!!と、驚いてしまいました。
「続いて、理事長からのお話です」
「新入生諸君、改めて、入学おめでとう。この学園で理事長をしている【柏木弥生】だ。今年から共学になった、我が、学園だが、男子生徒は3人という少人数だ。女子生徒は、今までどうり、生活してくれ、そして、男子生徒は、女子生徒に手を出すな!いいな!木嶋春!!」
「なんで俺! しかも、フルネーム!」
まぁ!理事長先生分かってらしゃる。
「続いて、生徒会からの、お話です」
すると、少し騒がしかった、周りが沈黙に包まれた。
「皆さん、ごきげんよう。生徒会会長を勤めさせていただいております、【柳しのぶ】です。以後、お見知りおきを。この度、共学になった我が、学園は、由緒正しい学園ですので、この学園だけでなく、外での、私生活等でも、他の方々から見られても、恥ずかしくないように、してください。生徒会からは、これだけです」
「最後に、お呼び出しです。1年A組の嘉神くん始業式が、終わり次第、生徒会に行ってください。以上をもちまして、始業式を終わります」
幸樹は、呼び出されたことの理由がなんとなくわかった。
『はぁぁ 聖那が、生徒会にいるからな』
幸樹は、心の中で大きい溜め息を何度も溢した。
コンコンという音立て、生徒会室の扉をノックした。
「失礼します」
「本当、失礼!!」
「おい!! 呼んでおいて、それは、ないだろう!!」
「バカお兄ちゃん少し、黙ってて!!」
「はい」
「フフッ」
部屋の隅から笑い声が聞こえた。
「会長!!笑わないでください!!」
「ごめんなさい。ただ、あの聖那さんが、お兄さんと、そのように、喋るとは、思ってもみなかったから」
その声の主は、生徒会の柳しのぶだった。
「お兄さんも許してちょうだい」
「はぁ…」
「お兄さんを呼んだのは、単刀直入に、言うと生徒会に入ってもらいたいの」
「理由を聴いてもよろしいでしょうか?」
「理由は、とても簡単。今年から学園は、共学になったでしょう。その為、男子生徒の意見も欲しいし、何より男子にしか、言えないという事もあるでしょう」
「確かにそうかもしれませんが、なんで俺なんです?」
「それは、聖那さんのお兄さんということだから」
「それだけで、ですか?」
「えぇそうですよ」
「諦めろ、しのぶ先輩は、決めたら絶対だから」
そう答えたのは、同じ学年の【神龍リン】だった。
「お願い!!生徒会に入って!!」
声からして、会長の必死さが、伝わってきているようだった。
「わかりました。喜んで!!」
幸樹は、思ったのだ、ラブコメ主人公にありそうな展開だと。
「ありがとう!!では……」
「「「ようこそ生徒会へ」」」