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ラブコメ主人公に憧れるのはいい事ですか?

今作が、処女作です。

誤字脱字等ありましても、どうか、暖かく見守ってください。

帝国学園1年生入学式の日


「お兄ちゃん、お兄ちゃん…起きろ!!」


妹の飛び蹴りが炸裂した。


「痛っ、なんだ聖那か、」


「なんだじゃない!早く起きる!」


「俺は睡魔という人類が勝つ事が出来ないものと闘っているから5日後に起こしてくれ」


「平日全部寝るな!今日は入学式でしょ。天に還るのと、起きるのか早く選びなさい」


「じょ、冗談じゃないか、ほ、本気にするなよ。だから竹刀を下ろせ」


大きな欠伸をして二階から降りてきたのが俺、【嘉神幸樹】(かがみこうき)

その後をついてきているのが妹の【聖那】(せな)

まぁ正しく言えば妹ではない、孤児だった俺を引き取ってくれたのが、聖那の父親である、嘉神公人

聖那の母親は10年前、そして一昨年公人が他界し、今は貯金を切り崩して聖那と生活している。

今日から通う高校は、去年まで女子校だった、【帝国学園】(ていこくがくえん)

聖那は帝国学園中等部に通っていた為、エスカレーター式で、入学

俺は、片道2時間の中学、帝国学園は10分で着く為、即決したが、受験の問題は意味不明だった。

中等部で生徒会長をしていた聖那に教えてもらっていたお陰でギリギリセーフで、入学。


「お兄ちゃん、学園で、問題起こさないでよね!私、生徒会入り決まっていんだから」


「起こす訳無いだろう。なんたって俺はラブコメ主人公だからな」


「出たよ。お兄ちゃんのラブコメ主人公発言。キモッ」


「キモいって言うな、ラブコメ主人公の俺は、きっとモテモテだろうなぁ」


そう俺はラブコメの主人公に憧れているある意味…ってか、ほとんど痛い頭の持ち主だったのだ。

そんな事を喋っていると、いつの間にか、学園に着いていた。


「よし! 此処から俺のラブコメが始まるんだ!」


幸樹はこの時知るよしもなかった。

これから体験するものをラブコメ主人公の人間が体験していたら、そいつは、きっと(GOD)だろう。

そして、これから起こる修羅場を……



ちなみに高校生活を自分はラブコメ主人公などと、ほざきながら生きていた幸樹は、この時のことを黒歴史とし、封印しているのにもかかわらず、幸樹の嫁は、毎日の様にそのことを掘り返して来て、娘にも馬鹿にされるのであった。




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