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1分で読める短編シリーズ

電話

作者: 優木貴宏

「今日もごめんね、バイトが忙しくて会う時間つくってあげられなくて」


電話口から聞こえる彼の声は申し訳なさそうにそう言った。


「ううん、私は大丈夫だから、それよりもバイトで無理して身体壊さないようにね」


「ありがとう、ほどほどに頑張るよ」


今度は優しく語りかけるような声が聞こえた。


電話口から聞こえる彼の声に私は一喜一憂する。


声を聞くだけでこんな反応するのだから私はとっても単純だ。


もちろん会えるに越したことはないのだが彼が私を思う気持ちが声に伝わって電話をとおして私の中に入ってくる。


だから、私は電話だけでも満足できる。


今日もまた彼の優しい声を聞きながら幸せな夢の世界へと落ちていくのだった。

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