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S・O・S〜00〜

一回消されちゃいましたが戻ってきました。


多分規制には引っ掛かってないと思います。

もしもの時は、対処します。



という訳で、僕の原点となった作品です。

前回からちょっと修正し、投稿したいと思います。

俺の名前は、前田雄介まえだゆうすけ。二十代半ば、趣味はゲームだ。小さい頃からゲームが好きで、色んなゲームをプレイしていた。俺は結構ゲームの世界にめり込んでしまいがちで、中2の時恋愛シュミレーションゲームをプレイした時は、運命的な出会いに憧れていたが、大人になって分かった。そんな出会いは存在しない、と。



そして今俺はゲームの製作会社に勤めている。自分の好きな物と触れ合う時間が長いからね。

今日も仕事を終えて、自宅に帰るべく見慣れた道を一人歩く。俺の勤務先から自宅までは徒歩30分くらい。


今日の晩飯は何にしようかな……。

そんなことを考えているうちに家に到着。俺は玄関のドアを開けた。


「おかりなさいませ、ご主人様!!」

……無言でドアを閉める。

誰あの子?

今俺のことご主人様って呼んだよな?

というかなんで鍵かけたのにこれドア開いてんの?

つーかこれ運命的な出会いじゃね!?

沸き上がる疑問をとりあえず隅によせ、もう一度ドアを開ける。

「なんで無視するんですか!酷いですよ!」

そこには、拗ねた様子で、可愛らしいメイド服を着た黄色い髪の少女が立っていた。身長は150センチ程度で、年齢は14、5位だろうか?俺はその少女に問いかけた。

「…あの、君誰?」

すると少女は拗ねた表情から笑顔になり、こう答えた。

「私はRinと申します。貴方は?」

「前田雄介…」「雄介様ですね。私はこれからしばらくの間貴方のメイドとして仕えることになりました。どうぞよろしくお願いします!」

そう言うと深々とお辞儀をした。

「よ、よろしく」

とりあえずそう答えた。

状況を把握出来ない。俺は今混乱している。

メイドなんて頼んだ覚えはないぞ?

まぁ、考えるのは後だ。

「えーと、立ち話もなんだし、とりあえず家の中に入ろうか」

「はい!」

俺の提案に彼女は元気な返事を返した。







家に入っていきなり驚かされた。何ということでしょう!普段だらしなく、散らかしていた自宅が綺麗に片付いているではありませか!

「これ君が片付けてくれたの?」

「はい!」

「あ、ありがとう」

「でも、普段からきちんと片付けなければなりませんよ?」

「はい…」

ホントの事を言われて若干傷つく。さっき会ったばかりなのにこんな親しげに会話できるのは何故だろう、そんな疑問を抱きながら二人でソファーに腰掛ける。「さて、色々質問するけどいいかな?」

「どうぞ。なんでも聞いて下さい」

俺は彼女に質問を投げ掛ける。

「まず、なんで君は俺に仕えることになったの?メイドとか頼んだ覚えがないんだけど…」

「…少し長くなるかもしれませんがよろしいですか?」

「ああ、大丈夫だよ」

俺は彼女の話に耳を傾けた。










Rinが言うにはこういうことらしい。

Rinはメイドだけが暮らす星からやってきた。しかも彼女はその星のプリンセスだとか。そして次期女王となるための修行をするために俺のところに来たのだ。

「何故俺が主に選ばれたの?」

「それは、王家の専属占いメイドが三日三晩籠もって導き出したのが貴方だからです」

…三日三晩ってどんだけ時間かけてんだよ…。よっぽど自分の占いに自信がないとみえる。

「でも貴方が私のご主人様でよかった」

「えっ?」

「だって、会ったばかりなのに親しく会話できるし、こんなに優しく接してくれるですもの」

Rinは顔を赤らめてそう言った。その顔を見て、俺はドキッとした。そんな可愛らしい顔で見られたら誰でもこうなるだろう。

照れているのを悟られないように、次の質問に移る。「と、ところで、どうやって俺ン家の鍵開けたの?」正直、それが一番気になっていた。

「誠に勝手ですが、ピッキングしました」

今あなたはピッキングと言いましたか?

「メイドの星ではピッキング技術は必ず身に付けなければならないんですよ」

確かにその技術があれば色んな場面で役に立つだろう。しかし…

「それって悪用したりする奴とかいないの?」

「大丈夫です。そのようなことをしないよう厳しく指導されていますから。しかも、もしそんな事をしたら、厳しい処罰がありますから。まぁ私も内容については分かりませんが…。」

それなら安心だ。まぁRinのことを疑っているわけではないが。



俺はそのあともRinに色んな質問をした。また、Rinからも質問を受けた。

こんな具合に、

「眼鏡は掛けた方がいいですか?」

「スカートはミニがいいですか?」

と、俺好みのメイドになってくれるらしく、自分の容姿についての要望を聞いてきた。でも俺は、こう答えた。

「今のままで十分可愛くて俺好みだよ」

Rinは嬉しそうな満面の笑顔でこちらを向いている。ヤバイヤバイ、なんか胸の奥にこうキュンと来たぞ!もしや、これが恋!?

なんて茶番を心の中でしてみたり。

俺も勢いで、

「3サイズは?」なんて聞いたら、

「ご主人様?今なんて言いましたか?」

笑顔でドコから出したか分からない金属バットを振り上げている。

なんか、ええと、調子乗ってました。すんませんでした!

まぁこんな感じで謝って許してもらったが、本気で死を覚悟したぞ…。


Rinと他愛のない話をしながら思ったが、俺は彼女に好意を抱いていると思う。こんな思いを抱くのは初めてだし、しかも会って間もないのにこんなに好意を抱くなんて普通は有り得ないことだ。

Rinはどうなんだろう?彼女も俺に好意を抱いているか。もしそうならその思いに応えたい。

…いや、考えるのは後にしよう。今はこれから始まる楽しいRinとの生活を楽しもう。

俺は改めて、

「これからよろしくね、Rin」

と言った。

「はい、ご主人様!」

そう答えたRinの笑顔を見て自然と俺も笑顔になった。


できるだけ早めに頑張ります。

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